活用事例

日本BS放送株式会社(BS11)様 IPテロップ/ファイルベースシステム

株式会社朋栄は、日本BS放送株式会社様のテロップ/ファイルベース設備更新にあたり、IPテロップ/ファイルベースシステムを納入しました。日本BS放送株式会社様は、2023年4月より新設備にて運用を開始し、デイリーの生放送から収録番組まで多岐のシーンで活用いただいております。導入の背景や、実際に運用してみた感想を技術局の皆様に伺いました。

IP設備導入の経緯

IP方式の将来性とSDI方式を比較した上、最終的にIP方式による設備更新に至りました。

システムの特徴/朋栄選定理由

システムの特徴としては、SMPTE ST 2110 + NMOSによる制御を採用しているところです。 SMPTE ST 2110は、音声の伝送路帯域を縮小できる事に加え、簡単に各出力部分の映像音声を組み合わせることが出来るため、作業効率が向上しています。また、NMOS制御を採用することにより、他メーカー間であっても新たにI/Fを構築する必要がなく迅速にシステムを構築することできました。 朋栄を採択した理由はいくつかありますが、CG/ファイルベース送出部分(VWS-1000-IP25G/MBP-1000VS-IP25G-P6S6)がSMPTE ST 2110 + NMOSに対応していた点が大きいです。 また、更新仕様への対応力が高かったことや、開発・製造環境が国内にあることもポイントの一つです。

導入後のワークフローの変化/使用感

機器収納スペースの削減、ケーブル数の減少が大きいです。 また、エラー検知(同期、映像音声)の精度が大幅に上がったことは大きな変化だと実感しています。 ファイルベースのワークフローについては、送出設備と編集設備を合わせてシステム 更新を行ったため、スムーズなカットオーバーとなりました。また、編集機から副調整室の送出ビデオサーバーへワンステップ登録が可能となり、即応性を重視する報道番組などでワークフローの最適化を実現できました。 テロップも他社製からVWSシステムへ更新し、オペレーターのトレーニングが最大の課題でしたが、稼働半年前からトレーニング用マシーンをご用意頂き、トレーニングや事前仕込みを稼働前にしっかり行えたことで、大きな混乱もなく稼働開始を迎えることができました。 送出機能部分においても、各送出ラインのオペレートを自由に操作端末へ割り振るこ とができる点は、大きく変わったフローの一つです。詳細な運用方法は検討中となりますが、作画機能部分も発注機能の運用を開始することで大きくワークフローが変わると期待しています。

    ※ご回答いただいたインタビュー当時のものです。(2023年10月)

納入システム 主な機材構成

取材協力

日本BS放送株式会社様
東京都千代田区神田駿河台2-5
WEB: https://www.bs11.jp/

お問い合わせ

株式会社朋栄
東京都渋谷区恵比寿3-8-1
TEL:03-3446-3121
E-mail: ad@for-a.co.jp

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