活用事例

株式会社NHK テクノロジーズ様
可搬型制作システム

「省スペース化」「配線のシンプル化」により柔軟な仮設システム運用を実現

株式会社NHK テクノロジーズメディア技術本部
<TD・システム部>上段左:専任部長 堀之内 崇光氏/上段中:CE 岩﨑 良樹氏/上段右:大橋 玄文氏/下段左:竹本 怜央氏
<事業展開部>下段中:髙栁 紘平氏

スペース不足と煩雑なセッティング作業という仮設システムの課題解決のため、MFR-3100EXをベースとしたオールインワン収録システムを導入。複数の機材をMFR-3100EX に集約することによって、省スペース化、配線数削減によるセットアップの効率化を実現。それにより対応可能な業務の幅が広がり、新たな提案につなげています。

主な運用場面

  • イベント会場
  • コンサート会場
  • 番組収録の仮スイッチ
  • 中継車が使用できないような現場

導入前の課題

  • 大量の機材によるスペース不足解消
  • 煩雑な配線等のセッティング作業の簡素化
  • 機材やケーブル搬入の負担軽減

自在な機能追加で仮設現場の足枷となる「スペース不足」を改善

MFR-3100EXをベースにした可搬型制作システム。様々な機能をコンパクトな筐体に集約し、省スペース化を実現。

株式会社NHK テクノロジーズ様では、イベント会場などの仮設収録システムとしてMFR-3100EXをご活用いただいています。最大の導入メリットに「場所の節約」を挙げられており、DDA、FS、スイッチャー、MV、MUX といった機能を集約できることによる省スペース効果を実感されています。

今までは中継車で対応していた現場も、本システムで対応できることもあるようです。

NT:「予算や駐車スペースなどの問題により、中継車が利用できない場合があります。その際、本システムであれば小型中継車相当の機能を実装することができ、代替としても十分運用できています。また、本システムは制作エリア近くまで持ち込めるため、屋外の中継車から建物内に配線する際に必要となる事前申請も要らないので助かっています。

大量のケーブル引き回しから解放。セットアップ効率を向上する「配線のシンプル化」

省スペース性と並ぶMFR-3100EX の大きなメリットが、機材の集約による「配線のシンプル化」です。物理的な接続数が減少することで、セットアップ作業に必要なケーブルや人、時間を削減、障害発生リスクを軽減し安定した運用が可能となっています。

NT:「以前であれば、機材裏のスペースは配線で埋め尽くされ「ケーブルの海」になっていましたが、今は人が通れる空間が作れるほど、かなりのケーブル量が削減できています。また、中継車運用であれば数百メートルのケーブルが必要になる制作現場でも、制作エリア近くに設置できる本システムを利用することでケーブルを引き回す負担が大幅に減りました。」

セットアップの簡素化により事前準備や撤収作業が効率化でき、全体的な工期の短縮にも貢献しています。

NT:「それほど大きくない現場でも、事前準備には大人数かつ丸2日はかかる場合もありました。本システム運用後は、現地での作業も必要最低限で済み、少人数での当日準備も可能になりました。」

今後はMFR-3100EX の特性を活かしながら、スペース不足により収録を諦めていた様々な現場にアプローチをかけていくと話されていました。

左:機材裏の作業エリアの様子。機材の集約によってケーブル数が減り人が通れるほどのスペースを確保。
右:MFR-3100EX のスイッチャーオペレート席。(制御パネル、GUI、MV など)

  • ご協力いただいた皆様の部署名、お役職は、インタビュー当時のものです。(2025年5月)

納入システム 主な機材

  • ルーティングスイッチャー/オールインワンライブシステム:MFR-3100EX

取材協力

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