販売終了品

HVS-100 / 110

主な特長

ビデオ入力は標準8最大14系統、
ビデオ出力は標準5最大9系統(HVS-100)
ビデオ入力は12系統、ビデオ出力は9系統(HVS-110)

HVS-100

ビデオ入出力は、HD/SD-SDIで8入力4出力を標準搭載。HDとSD信号の混在入力を標準でサポートします。5系統の出力はフリーアサイン可能で、内1系統にHDMIを搭載。3基ある拡張スロットには、HD/SD-SDIだけでなく、HDMI、VGAなどの入出力拡張カードを装着できます。入力された同期/非同期ビデオ信号のスイッチングを可能にするフレームシンクロナイザーを全入力に搭載。オプションの拡張カードを装着することでPCなどからの非同期信号入力にも対応します。また、入力信号のビデオレベル、クロマレベルなどを調節可能なプロセスアンプ機能も全入力に搭載しています。

HVS-110

ビデオ入出力はHD/SD-SDIで12入力8出力を搭載。HD信号とSD信号の混在入力を標準でサポートします。9系統の出力はフリーアサイン可能で、内1系統にHDMIを搭載。入力された同期/非同期ビデオ信号のスイッチングを可能にするフレームシンクロナイザーを入力8系統に搭載。また、入力信号のビデオレベル、クロマレベルなどを調節可能なプロセスアンプ機能を全入力に搭載しています。

マルチフォーマットに対応

  • 4K SQD信号に対応

    1080/29.97PsF, 25PsF, 23.98PsF, 24PsFだけでなく、プログレッシブの1080/29.97p, 25p, 23.98p, 24pの各フォーマットに対応しており、4KカメラからHD 4チャネルで出力される29.97p, 25p, 23.98p, 24pのSquare Division (SQD)信号を扱うことが可能です。

1080/59.94p, 50pのLevel B入力に対応

Level-B/A変換を内蔵し、1080/59.94p, 50pの3G-SDI Level-B信号を入力可能。スイッチャー前段の機器がLevel-AとLevel-Bが混在したシステム構成でも、スイッチャー後段はLevel-Aに統一させてシステムを 構築することが可能になります。(出力側はLevel-A出力に固定)

リサイズエンジンを標準搭載

4系統のビデオ入力にリサイズ(拡大)エンジンを搭載。これによりアップコンバーターなどの外部機器を接続することなく、スイッチャ単体でSDとHDの完全な混在環境を実現します。SD信号はもちろん、PC映像のリサイズにも対応しています。

20種類の分割パターンを選択可能なマルチビューワー

  • 表示するチャネルはフリーアサインのため、入力ソースだけでなく、出力映像のアサインも可能です。また、各チャネルにはタイトル表示、タリー表示機能を搭載しています。

マルチビューワーでボーダ枠非表示と4Kモードレイアウトをサポート

マルチビューワーは、ボーダ(枠)を非表示にした分割パターンを選択可能です。4Kモード時は、Square Division (SQD)信号を4分割の各ウィンドウへそれぞれアサインすることで、1080pリサイズ出力としても使用できます。16分割モードでは、4K映像を最大で4画面、同時にモニタリングすることが可能となります。

キーヤー・DSK各2系統、2.5D DVEを4系統標準搭載

  • キーヤー・DSK各2系統に加え、フリーアサインの2.5D DVEを4系統搭載しています。合成するチャンネルの拡大、縮小、エフェクトなどを個別に設定することが可能です。さらにはクロマキー機能も搭載しており、各M/EキーヤーまたはDSKにアサインすることが可能です。

DSK-400を外付けキーヤーとして制御可能

4K (QFHD) 対応デジタルスーパーキーヤーDSK-400をHVS-100/110から制御できるようにしました。
HVS-100/110の操作環境のみで、DSK-400をHVS-100/110の外付けキーヤーとしてオペレーションできるようになり、コンパクトなシステムが構築できるようになりました。

DSKフリーアサイン

2系統のDSKをPGM、PST、AUXにアサイン可能。M/E、バスだけでなく、AUXバスのトランジション切り替えに対応しました。これにより、本線系以外にも別モニターで映像を表示する際、AUXを積極的に用いることが可能になるため、演出の幅が広がります。

豊富なトランジションDVE

トランジションはCUT、MIX、WIPEの選択が可能。100パターンのワイプ、回転やポジション移動などの2.5D DVEワイプを実装しています。ワイプ効果以外にも、モザイクやデフォーカスといったエフェクト効果も搭載しています。



高品位クロマキーを搭載

HVS-100、HVS-110には高品位クロマキーを標準搭載。指定色をカーソルで選ぶだけで綺麗なクロマキー合成を実現します。もちろん、パラメーターの追い込みにより、さらに精度を上げた合成が可能です。クロマキー合成の重要なポイントとなる髪の毛の表現はもちろん、ガラスや煙など、クロマキー処理が難しいオブジェクトも、質感を残したまま自然に合成できます。

パースのついたピクチャー・イン・ピクチャーも簡単に実現

HVS-100、HVS-110には2つのキーヤー、2つのDSKを標準搭載しています。キーヤー、DSKを使ったロゴ表示はもちろん、標準のDVE機能を使ってピクチャー・イン・ピクチャー等の演出も簡単。拡大、縮小だけでなく、X、Y、Z軸を使ったパース表現も可能なため、角度のついたピクチャー・イン・ピクチャーも簡単に実現できます。それぞれにボーダー幅、ボーダー色の設定も可能です。

AUXへのキー合成、ディゾルブ、
各出力を連動させた同時動作も可能 (アドバンスドAUX機能)

  • アドバンスドAUX機能により、AUX出力へのキー合成、ディゾルブ機能により、PGMとは別のテロップをAUXに挿入したり、映像をフェードで切り替えたりと、演出面でも大いに活用いただけます。また、特定のAUXに連動してその他のAUX出力を自動的に切り替える連動切り替え機能も搭載。これにより、複数のAUX出力を活用した演出でもワンマンオペレートで高度な演出を実現します。

マルチディスプレイ演出も簡単に実現

AUXにDSKをアサインできる特徴を活用し、マルチディスプレイ環境を簡単に構築できます。同時切り替え、ディゾルブ、ワイプ効果も可能です。2画面でのマルチディスプレイを構築し、ピクチャー・イン・ピクチャーがふたつの画面を行き交うようなアニメーションも演出可能です。

スチルストアー・クリップストアー各2系統を標準搭載

  • 入力されたビデオ信号や、PGM出力などを静止画として取り込んだり、PCなどで作成したスチルデータをはじめ、227フレームまでの動画など、Ethernet経由で取り込んだデータを使ったCGワイプが可能です。USBメモリー経由での読み込みにも対応します。また、バックアップ機能により、本体内に静止画データを保存し、再起動後も保存したデータを読み出すことができます。(対応ファイル形式:JPEG、TGA、BMP)

オーディオ付きクリップをサポート

あらかじめオーディオデータをスイッチャーにダウンロードしておくことで、クリップ再生時に音声も再生できるようになりました。CGワイプを使って映像を切り替える際に、効果音を付けることが可能になります。1080/59.94p、1080/50pのフォーマットにも対応しました。

マクロ・イベントメモリー・ユーザーボタン

  • イベントメモリを本体に搭載。合計100パターンまでのパネル設定をイベントとして保存可能。コントロールパネル、リモートパネルのユーザーボタンにイベントを登録できるため、ユーザーボタンを押すだけでパネル設定を一挙に変えることが可能です。イベントの切り替え効果や切り替え時間も選べるため、ボタン一つで複雑な映像切り替えをシームレスに実現でき、ライブなどでの運用に最適です。ユーザーボタンにはスイッチャーの様々な機能を自由に登録できるため、コントロールパネルをユーザーに合わせてカスタマイズできます。また、一連のパネル操作をマクロとして保存、任意のボタンに登録することにより、ワンタッチで同じ操作を繰り返し実行することが可能です。

PC、タブレットからのコントロールも標準対応

  • HVS-100、HVS-110にはWEBブラウザー経由でのコントロール機能が標準で搭載されています。実際のコントロールパネルを模したGUIではバスボタンやキーヤーボタン、AUTOテイクボタン等も実機さながらに操作できます。モニタリング画面では、マルチビューワー出力を映像として確認することもできます。DVEのパラメーター設定やキーボーダーの色調整もGUIにてわかりやすく直感的に操作できます。

コントロールパネルの操作感をGUIにてそのまま再現。

DVEのパラメーター設定もGUIにて視覚的にわかりやすく表示。

ボーダーの色調整もGUIにてわかりやすく直感的に操作。

WEB GUIのダイレクトモードを使えば、
ソース映像をタッチして映像切り替えが可能

WEB GUIの機能として、ダイレクトオペレーションモードを搭載。操作系を隠した状態でモニタリング映像だけを表示させることも可能です。また、画面内のソース映像をタッチするだけでスイッチングも実現。タブレット等の利点を活かしたオペレーション方法により、パラメーター変更などの誤動作を防ぎ、安全にスイッチング操作に専念できます。

WEB GUIを用いた遠隔コントロール例

WEB GUIの機能として、ダイレクトオペレーションモードを搭載。操作系を隠した状態でモニタリング映像だけを表示させることも可能です。また、画面内のソース映像をタッチするだけでスイッチングも実現。タブレット等の利点を活かしたオペレーション方法により、パラメーター変更などの誤動作を防ぎ、安全にスイッチング操作に専念できます。

TSLプロトコルによるソース名・タリーリンクシステム例

HVS-100、HVS-110は制御規格として業界で一般的なTSLプロトコルに対応しています。ルーティングスイッチャーMFRシリーズ、マルチビューワーMVシリーズとの連携により、クロスポイント制御、ソース名の連動、タリーの連動も簡単に実現できます。

その他

  • VDCP Over IPプロトコルに対応
  • 外部インターフェース:24入出力まで対応可能なGPIポート、編集機やHVS-30RUなどの接続に利用するRS-422ポート、PCコントロールの際に利用するEthernetポートを搭載
  • セーフティエリアマーカー表示
  • 内蔵カラーバー表示
  • 内蔵マット生成機能
  • リダンダント電源搭載

をはじめ、多数の機能を実装しています。