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ホームchevron_right製品を探すchevron_right販売終了製品chevron_rightHVS-100/110

HD/SDポータブルビデオスイッチャーHVS-100/110

概要・選ばれる理由

多機能のさらなる深化、驚愕のコストパフォーマンス

HVS-100/110は、好評を博したHVS-300HSの多彩な機能と特徴を継承・発展させた、コストパフォーマンスの高いポータブルビデオスイッチャーです。 HVS-300HS譲りのHDとSDの混在入力機能、フレームシンクロナイザーリサイズエンジン、2.5Dワイプエフェクト、DVEクロマキーヤーDSKなどを搭載。さらにHVS-100/110はWebサーバーを内蔵し、PCやタブレット端末からの各種設定変更を可能にしました。 スチルストアーに新たに搭載されたクリップメモリーはCGワイプなどの演出効果をサポートし、マルチビューワーは多様なモニタリングニーズに対応します。
HVS-100/110で、ライブ、イベント、スポーツなどの会場、ニューススタジオ、中継車、編集室、プレゼンテーション会場など、さまざまな現場でのニーズに応えます。HVS-100/110、映像クリエーターの想像力を具現化するための最良のツールを、ぜひあなたご自身で実感してください。

新バージョンで新機能を追加

主な機能強化点
  • 1080/29.97p, 25p, 23.98p, 24pの4K Square Division (SQD)信号に対応
  • 1080/59.94p, 50pのLevel-B信号入力に対応
  • オーディオ付きクリップをサポート
  • マルチビューワーでボーダ(枠)非表示と4Kモードレイアウトをサポート
  • マルチビューワーの分割パターンを8種類から20種類へ大幅に強化
  • VDCP Over IPプロトコルに対応
  • DSK-400を外付けキーヤーとして制御可能
  • HVS-1OOPCIオプションが1080/29.97p, 25p, 24p, 23.98pに対応
  • HVS-100PCOオプションが1080/29.97p, 25p, 24p, 23.98pに対応するとともに、
    1080/59.94p, 50pフォーマット時にもPC解像度出力をサポート

バージョンアップのご希望など、詳しくは弊社営業または販売代理店までお問い合わせください。

製品ラインナップ

HVS-100/110は、本体・コントロールパネル分離型モデル*1と、コンパクトな一体型モデル*2の2ラインナップにより幅広い用途や運用形態に対応します。

HVS-100:本体・コントロールパネル分離型

HVS-100(下)とHVS-100OU(上)

プロフェッショナルのためのコントロールパネルには、本格的なバスボタンや、AUXボタン、フェーダーコントローラー、各種機能をワンタッチでコントロールできるダイレクトボタンなどを熟練オペレーターのノウハウに基づきレイアウト。本体には、オプションのリダンダント電源ユニットや各種入出力カードの増設が可能なため、拡張性にも優れています。

HVS-110:本体・コントロールパネル一体型

HVS-100とほぼ同じ操作性を備えながらも、持ち出し可能なコンパクトビデオスイッチャー。拡張の必要を感じさせない充実したビデオ入出力を搭載し、小型中継車や中継ヘリコプターに持ち込んでの使用に最適。ポータブルモデルながらも、オプションのACアダプターを用いて電源のリダンダント化も可能です。

選ばれる理由

1.小型、高機能、低価格。かつてないコストパフォーマンス

コンパクトな筐体内にコンパクトスイッチャーの概念を覆す数々の機能を搭載。それでいて従来機種よりも更なる低価格化を実現。小型、高機能、低価格。そして高性能。さらには、放送、中継、ライブ、イベント、学校、プレゼンテーションなど場所を選ばない汎用性。HVS-100/110は、かつてないコストパフォーマンスを実現した、究極のビデオスイッチャーです。

2.非同期入力可。全入力にフレームシンクロナイザー搭載

同期入力のないカメラ、PCなど、様々な機器が接続されることを想定し、フレームシンクロナイザーを全入力に搭載 (HVS-100)。外部に機器を用意することなく信号を入力することが可能です。また、ビデオレベルや色相など信号の補正が必要な場合にもプロセス回路を使って簡単に補正が可能。とにかく無駄のない、シンプルなシステム構築が可能です。

3.洗練されたGUI。タブレットやPCからの制御に標準対応

HVS-100/110では、コントロールパネル以外からの制御もご提供します。タブレットやスマートフォン、PC等からWEBブラウザー経由でのコントロールが可能です。コントロールパネルの使いやすさをそのまま反映したGUIにより、ストリーム映像を見ながらパネルの操作感を損なうことなく制御が可能です。また、3台まで同時接続、同時オペレーションも可能です。

4.拡大、縮小、エフェクトも自由自在。DVE付きキーヤー/DSK

2系統のキーヤー、2系統のDSKにはそれぞれ専用のDVEを搭載。拡大、縮小、エフェクトを個別に設定できます。また、朋栄のバーチャルスタジオソリューションで実績のあるMBP-100CKの強力なクロマキー機能をHVS-100/110シリーズ内に移植。いずれか1系統にアサインすることができます。外付けクロマキーを用意せずとも本格的な合成を実現します。

5.静止画だけでなく動画も記録。スチルストアー

2系統のスチルストアーには静止画のキャプチャー機能、USBメモリーやLAN経由での静止画取り込み機能を搭載。さらに、静止画だけでなく映像の録画機能、連番ファイルの再生機能も搭載しています。小型ビデオスイッチャーでありながらCGワイプメニューも標準搭載。ワイプ動作に連動したCG動作により、シーン転換に欠かせないCGワイプを簡単に演出できます。

6.多機能かつ多彩。モニタリングに便利なマルチビューワー

ビデオスイッチャーにマルチビューワー機能を初めて搭載したのは朋栄のHANABIシリーズでした。いまでは欠かすことのできない機能となっています。HVS-100/110では2/4/5/7/9/10/11/14/15/16と多彩な分割表示が可能なマルチビューワーを搭載。入力映像だけでなく出力映像のモニタリングが可能なほか、タイトル、タリー、オーディオレベル表示など本格的な機能を搭載しています。

7.マルチモニター演出に最適。アドバンスドAUX

HVS-100/110のAUX出力はモニタリング用途だけに利用するものではありません。PGMだけでなく、AUX出力に対してもDSKのアサインが可能です。また、キーをスーパーしたままバックの映像をディソルブすることが可能です。AUXの概念を超えたアドバンスドAUXにより、複数のビデオスイッチャーを使わなければ実現できなかったマルチモニター演出をHVS-100/110 1台で実現します。

8.イベントの読み出しにも演出を。補間機能付きイベントメモリー

キーヤーやDVEの設定をはじめ、現状のパラメーターをイベントメモリとして最大100パターン保存できます。画面がどのような状態になっていても、イベントメモリーを読み出すことで設定した状態を即座に再現できます。また、イベント読み出し時にパラメーターの補間機能を搭載。通常ならシーケンスを組まなければできないような複雑な切り替え操作も簡単に実現できます。

9.操作手順、タイミングをそのまま再現。強力なマクロ機能

HVS-100/110は強力なマクロ機能を搭載しました。パネル操作の手順の記録だけでなく、ボタンを押すタイミングまでマクロとして保存することができます。リハーサル時に設定しておけば、本番ではボタンひとつ押すだけで全く同じタイミングで全く同じ動作を行うことも可能です。失敗の許されないスイッチングの現場で活躍してくれる機能となることは間違いありません。

10.もしもの時に備えて。二重化電源オプション

小型スイッチャーだからといって耐障害性にも手を抜きません。HVS-100/110で使用している各種ボタン、電源ユニットやファンなどの消耗部品は厳しい品質管理をクリアしたものを採用しています。さらに、HVS-100/110ともにリダンダント電源の追加実装が可能です。HVS-100ではコントロールパネルにもリダンダント電源を用意。もしもの場合の電源障害による事故を未然に防ぎます。

11.様々な入出力環境に対応。各種入出力カード (HVS-100のみ)

HVS-100には3つの拡張スロットを用意。HD/SD-SDI入出力の増設や、アナログコンポジット/コンポーネント、アナログRGB/HDMIといった各種入出力に対応した拡張カードを準備しています。必要な入出力を追加実装することで、外部にコンバーター等を用意せずとも現場の状況にあわせて柔軟性の高いシステムアップが可能です。

主な特長

ビデオ入力は標準8最大14系統、
ビデオ出力は標準5最大9系統(HVS-100)
ビデオ入力は12系統、ビデオ出力は9系統(HVS-110)

HVS-100

ビデオ入出力は、HD/SD-SDIで8入力4出力を標準搭載。HDとSD信号の混在入力を標準でサポートします。5系統の出力はフリーアサイン可能で、内1系統にHDMIを搭載。3基ある拡張スロットには、HD/SD-SDIだけでなく、HDMI、VGAなどの入出力拡張カードを装着できます。入力された同期/非同期ビデオ信号のスイッチングを可能にするフレームシンクロナイザーを全入力に搭載。オプションの拡張カードを装着することでPCなどからの非同期信号入力にも対応します。また、入力信号のビデオレベル、クロマレベルなどを調節可能なプロセスアンプ機能も全入力に搭載しています。

HVS-110

ビデオ入出力はHD/SD-SDIで12入力8出力を搭載。HD信号とSD信号の混在入力を標準でサポートします。9系統の出力はフリーアサイン可能で、内1系統にHDMIを搭載。入力された同期/非同期ビデオ信号のスイッチングを可能にするフレームシンクロナイザーを入力8系統に搭載。また、入力信号のビデオレベル、クロマレベルなどを調節可能なプロセスアンプ機能を全入力に搭載しています。

マルチフォーマットに対応
  • 4K SQD信号に対応

    1080/29.97PsF, 25PsF, 23.98PsF, 24PsFだけでなく、プログレッシブの1080/29.97p, 25p, 23.98p, 24pの各フォーマットに対応しており、4KカメラからHD 4チャネルで出力される29.97p, 25p, 23.98p, 24pのSquare Division (SQD)信号を扱うことが可能です。

1080/59.94p, 50pのLevel B入力に対応

Level-B/A変換を内蔵し、1080/59.94p, 50pの3G-SDI Level-B信号を入力可能。スイッチャー前段の機器がLevel-AとLevel-Bが混在したシステム構成でも、スイッチャー後段はLevel-Aに統一させてシステムを 構築することが可能になります。(出力側はLevel-A出力に固定)

リサイズエンジンを標準搭載

4系統のビデオ入力にリサイズ(拡大)エンジンを搭載。これによりアップコンバーターなどの外部機器を接続することなく、スイッチャ単体でSDとHDの完全な混在環境を実現します。SD信号はもちろん、PC映像のリサイズにも対応しています。

20種類の分割パターンを選択可能なマルチビューワー
  • 表示するチャネルはフリーアサインのため、入力ソースだけでなく、出力映像のアサインも可能です。また、各チャネルにはタイトル表示、タリー表示機能を搭載しています。

マルチビューワーでボーダ枠非表示と4Kモードレイアウトをサポート

マルチビューワーは、ボーダ(枠)を非表示にした分割パターンを選択可能です。4Kモード時は、Square Division (SQD)信号を4分割の各ウィンドウへそれぞれアサインすることで、1080pリサイズ出力としても使用できます。16分割モードでは、4K映像を最大で4画面、同時にモニタリングすることが可能となります。

キーヤー・DSK各2系統、2.5D DVEを4系統標準搭載
  • キーヤー・DSK各2系統に加え、フリーアサインの2.5D DVEを4系統搭載しています。合成するチャンネルの拡大、縮小、エフェクトなどを個別に設定することが可能です。さらにはクロマキー機能も搭載しており、各M/EキーヤーまたはDSKにアサインすることが可能です。

DSK-400を外付けキーヤーとして制御可能

4K (QFHD) 対応デジタルスーパーキーヤーDSK-400をHVS-100/110から制御できるようにしました。
HVS-100/110の操作環境のみで、DSK-400をHVS-100/110の外付けキーヤーとしてオペレーションできるようになり、コンパクトなシステムが構築できるようになりました。

DSKフリーアサイン

2系統のDSKをPGM、PST、AUXにアサイン可能。M/E、バスだけでなく、AUXバスのトランジション切り替えに対応しました。これにより、本線系以外にも別モニターで映像を表示する際、AUXを積極的に用いることが可能になるため、演出の幅が広がります。

豊富なトランジションDVE

トランジションはCUT、MIX、WIPEの選択が可能。100パターンのワイプ、回転やポジション移動などの2.5D DVEワイプを実装しています。ワイプ効果以外にも、モザイクやデフォーカスといったエフェクト効果も搭載しています。



高品位クロマキーを搭載

HVS-100、HVS-110には高品位クロマキーを標準搭載。指定色をカーソルで選ぶだけで綺麗なクロマキー合成を実現します。もちろん、パラメーターの追い込みにより、さらに精度を上げた合成が可能です。クロマキー合成の重要なポイントとなる髪の毛の表現はもちろん、ガラスや煙など、クロマキー処理が難しいオブジェクトも、質感を残したまま自然に合成できます。

パースのついたピクチャー・イン・ピクチャーも簡単に実現

HVS-100、HVS-110には2つのキーヤー、2つのDSKを標準搭載しています。キーヤー、DSKを使ったロゴ表示はもちろん、標準のDVE機能を使ってピクチャー・イン・ピクチャー等の演出も簡単。拡大、縮小だけでなく、X、Y、Z軸を使ったパース表現も可能なため、角度のついたピクチャー・イン・ピクチャーも簡単に実現できます。それぞれにボーダー幅、ボーダー色の設定も可能です。

AUXへのキー合成、ディゾルブ、
各出力を連動させた同時動作も可能 (アドバンスドAUX機能)
  • アドバンスドAUX機能により、AUX出力へのキー合成、ディゾルブ機能により、PGMとは別のテロップをAUXに挿入したり、映像をフェードで切り替えたりと、演出面でも大いに活用いただけます。また、特定のAUXに連動してその他のAUX出力を自動的に切り替える連動切り替え機能も搭載。これにより、複数のAUX出力を活用した演出でもワンマンオペレートで高度な演出を実現します。

マルチディスプレイ演出も簡単に実現

AUXにDSKをアサインできる特徴を活用し、マルチディスプレイ環境を簡単に構築できます。同時切り替え、ディゾルブ、ワイプ効果も可能です。2画面でのマルチディスプレイを構築し、ピクチャー・イン・ピクチャーがふたつの画面を行き交うようなアニメーションも演出可能です。

スチルストアー・クリップストアー各2系統を標準搭載
  • 入力されたビデオ信号や、PGM出力などを静止画として取り込んだり、PCなどで作成したスチルデータをはじめ、227フレームまでの動画など、Ethernet経由で取り込んだデータを使ったCGワイプが可能です。USBメモリー経由での読み込みにも対応します。また、バックアップ機能により、本体内に静止画データを保存し、再起動後も保存したデータを読み出すことができます。(対応ファイル形式:JPEG、TGA、BMP)

オーディオ付きクリップをサポート

あらかじめオーディオデータをスイッチャーにダウンロードしておくことで、クリップ再生時に音声も再生できるようになりました。CGワイプを使って映像を切り替える際に、効果音を付けることが可能になります。1080/59.94p、1080/50pのフォーマットにも対応しました。

マクロ・イベントメモリー・ユーザーボタン
  • イベントメモリを本体に搭載。合計100パターンまでのパネル設定をイベントとして保存可能。コントロールパネル、リモートパネルのユーザーボタンにイベントを登録できるため、ユーザーボタンを押すだけでパネル設定を一挙に変えることが可能です。イベントの切り替え効果や切り替え時間も選べるため、ボタン一つで複雑な映像切り替えをシームレスに実現でき、ライブなどでの運用に最適です。ユーザーボタンにはスイッチャーの様々な機能を自由に登録できるため、コントロールパネルをユーザーに合わせてカスタマイズできます。また、一連のパネル操作をマクロとして保存、任意のボタンに登録することにより、ワンタッチで同じ操作を繰り返し実行することが可能です。

PC、タブレットからのコントロールも標準対応
  • HVS-100、HVS-110にはWEBブラウザー経由でのコントロール機能が標準で搭載されています。実際のコントロールパネルを模したGUIではバスボタンやキーヤーボタン、AUTOテイクボタン等も実機さながらに操作できます。モニタリング画面では、マルチビューワー出力を映像として確認することもできます。DVEのパラメーター設定やキーボーダーの色調整もGUIにてわかりやすく直感的に操作できます。

コントロールパネルの操作感をGUIにてそのまま再現。

DVEのパラメーター設定もGUIにて視覚的にわかりやすく表示。

ボーダーの色調整もGUIにてわかりやすく直感的に操作。

WEB GUIのダイレクトモードを使えば、
ソース映像をタッチして映像切り替えが可能

WEB GUIの機能として、ダイレクトオペレーションモードを搭載。操作系を隠した状態でモニタリング映像だけを表示させることも可能です。また、画面内のソース映像をタッチするだけでスイッチングも実現。タブレット等の利点を活かしたオペレーション方法により、パラメーター変更などの誤動作を防ぎ、安全にスイッチング操作に専念できます。

WEB GUIを用いた遠隔コントロール例

WEB GUIの機能として、ダイレクトオペレーションモードを搭載。操作系を隠した状態でモニタリング映像だけを表示させることも可能です。また、画面内のソース映像をタッチするだけでスイッチングも実現。タブレット等の利点を活かしたオペレーション方法により、パラメーター変更などの誤動作を防ぎ、安全にスイッチング操作に専念できます。

TSLプロトコルによるソース名・タリーリンクシステム例

HVS-100、HVS-110は制御規格として業界で一般的なTSLプロトコルに対応しています。ルーティングスイッチャーMFRシリーズ、マルチビューワーMVシリーズとの連携により、クロスポイント制御、ソース名の連動、タリーの連動も簡単に実現できます。

その他
  • VDCP Over IPプロトコルに対応
  • 外部インターフェース:24入出力まで対応可能なGPIポート、編集機やHVS-30RUなどの接続に利用するRS-422ポート、PCコントロールの際に利用するEthernetポートを搭載
  • セーフティエリアマーカー表示
  • 内蔵カラーバー表示
  • 内蔵マット生成機能
  • リダンダント電源搭載

をはじめ、多数の機能を実装しています。

アプリケーション

1.小型中継車

コンパクトなHVS-100/110は小型中継車との愛称は抜群です。コンパクトながら性能に妥協がないため、放送用途にも十分に活用できます。また、フレームシンクロナイザーやマルチビューワーをはじめ、システム構築に便利な機能を凝縮しているため、機器の削減にも繋がります。さらに、WEBコントロールを使ったマルチオペレーションにより、複数のスタッフが役割分担をしてのオペレーション環境を提供することも可能です。

2.ライブ・イベント

ライブやイベントなど、仮設でシステムアップしなければならない現場において、小型かつ高機能なHVS-100/110は大きく活躍します。演出の仕込みにはイベントメモリーやマクロ機能が役立つでしょう。マルチモニターの演出にはアドバンスドAUXを利用することで、複数台のビデオスイッチャーを用意することなく、機材を大きく削減することができます。最も重要なことは簡単操作であること。操作ミスをなくし現場の演出に集中することができます。

3.小規模スタジオ

地元のケーブルテレビ局やインターネット放送局、サテライトスタジオなど、小規模なスタジオの常設用メインスイッチャーとしても活用できます。豊富な機能により、演出にも妥協することなく良質のコンテンツを生み出すことができます。また、品質面でも部品レベルから厳しいチェックを受けて製造された製品であり、リダンダント電源の提供など冗長性についても考慮。安定運用という使命にもしっかりと応えます。

4.スタジオ内のモニター送出用途

スタジオ観覧者に向けて、指示付き映像や参考映像などを映すサブスクリーンを用意できます。また、スタジオセットとして設置された各種モニターへの映像出力用途としても最適です。アドバンスドAUXが複数のモニターに対して別々のテロップ送出や映像のフェード切り替えを提供します。

5.Flypack (持ち出しパッケージ)

ライブ運用に必要な機材をラックに実装し、コンパクトなFlypackシステムとして運用する際、コンパクトなビデオスイッチャーはスペース面で大きく貢献することでしょう。マルチビューワーによる映像のモニタリング、フレームシンクロナイザーによる非同期入力対応、豊富な入出力など、システムをシンプルかつコンパクトに纏めるためにはHVS-100/110は最適の製品です。

6.マルチチャネル配信

ひとつの番組をテレビ放送やワンセグ放送、インターネット放送などにマルチ配信する場合、画面の解像度にあわせて見やすいテロップを挿入する必要があります。HVS-100/110の持つアドバンスドAUX機能はPGMとは別のキー合成が可能なため、ワンセグ用、インターネット放送用には別のテロップを挿入するなど、マルチユースの現場でも有効に活用することができます。またWEBコントロールをはじめ、複数のパネルを接続することも可能なため、それぞれ別々のオペレーターが操作することも可能です。

7.企業内映像制作 (製品紹介, 業績発表イベントなど)

製品発表イベントや業績発表イベントなど、企業においても映像演出が必要なシーンが増えています。大規模なシステムを構築することはコスト的にも有効ではありません。また、運用のために熟練の技術者を雇うことも難しいでしょう。HVS-100/110は低価格かつ高機能であることが特徴です。HVS-100を使用すればパワーポイントなどPC画像の表示、合成にも対応します。タブレット等を利用し、コントロールパネルを使わずにスタイリッシュなオペレーションを演出することも可能です。

8.大学、専門学校

教育現場でも映像の活躍する場面は大きく増加しています。専門学科における演習用機材、講義室のプレゼンテーション設備、ホールのビデオシステムなど、設置される場所は様々ですが、すべてに共通して言えることはコストパフォーマンスに優れ、コンパクトかつ簡単操作が可能な製品が必要ということです。HVS-100/110はこれら条件をすべて満たします。システムアップが簡単になり、専属のオペレーターを用意することなく日常の現場で活用することが可能です。

9.4Kプロダクション

来るべき4K制作時代を前にして、機器選択に頭を悩ませている方も少なくないのではないかと思います。いま導入すべき機材は何なのか?そうお悩みの場合はHVS-100/110をご選択ください。HDまたはSDでの運用を行いながら、将来的に4Kが必要になった際にはアップグレードにて対応が可能です。また、すでに4K制作システムを構築の場合でも、エマージェンシー用スイッチャーとして検討してみてはいかがでしょうか?HVS-100/110は、どんな場面においても最適なパフォーマンスをお届けすることをお約束します。

オプション

HVS-100専用オプション

HVS-100では、必要な入出力形式を必要な分だけ追加することが可能です。3基の入出力拡張スロットを装備し、HD/SD-SDIだけでなく、アナログコンポーネント、アナログコンポジット、HDMI、RGBなどの入出力拡張カードを実装することができます。

  • HVS-100DI-A : 4チャンネルデジタル入力カード

    カード1枚で4系統のHD/SD-SDI増設が可能です。全入力にフレームシンクロナイザー機能、うち2系統にリサイズ(拡大)機能を搭載、SD映像もHD映像として内部処理可能です。3G-SDI信号で入力する場合は、Level-A/Level-Bのどちらの信号入力にも対応します(Level-B信号は自動的にLevel-A信号に変換します)。

  • HVS-100DO : 2チャンネルデジタル出力カード

    カード1枚で2系統のHD/SD-SDI増設が可能です。全出力に専用のダウンコンバーターも搭載。これにより、HDとSDのサイマル出力を実現します。

  • HVS-100AI : 2チャンネルアナログ入力カード

    カード1枚で2系統のアナログビデオ信号増設が可能です。入力端子2は専用コネクターとなります(変換コネクターは付属)。入力端子それぞれに対してアナログコンポジットまたはアナログコンポーネント(HDまたはSD)入力の選択が可能です。

  • HVS-100AO : 2チャンネルアナログ出力カード

    カード1枚で2系統のアナログビデオ信号増設が可能です。出力端子2は専用コネクターとなります(変換コネクターは付属)。出力端子それぞれに対してアナログコンポジットまたはアナログコンポーネント(HDまたはSD)出力の選択が可能です。

  • HVS-100PCI : 2チャンネルVGA/HDMI入力カード

    カード1枚にHDMIおよびVGA端子を搭載。双方を利用することで2系統の入力が可能です。

    入力拡張カード対応解像度
    HDモード*1080/59.94p1024 x 768/60Hz (XGA), 1280 x 1024/60Hz (SXGA), 1280 x 768/60Hz (WXGA), 1600 x 1200/60Hz (UXGA), 1920 x 1200/60Hz (WUXGA), 1920 x 1080/59.94p (HDTV)
    1080/50p1024 x 768/60Hz (XGA)**, 1280 x 1024/60Hz (SXGA)**, 1280 x 768/60Hz (WXGA)**, 1600 x 1200/60Hz (UXGA)**, 1920 x 1200/60Hz (WUXGA)**, 1920 x 1080/50p (HDTV)
    1080/29.97p1920 x 1080/29.97p (HDTV)
    1080/25p1920 x 1080/25p (HDTV)
    1080/24p1920 x 1080/24p (HDTV)
    1080/23.98p1920 x 1080/23.98p (HDTV)
    1080/59.94i1024 x 768/60Hz (XGA), 1280 x 1024/60Hz (SXGA), 1280 x 768/60Hz (WXGA), 1600 x 1200/60Hz (UXGA), 1920 x 1200/60Hz (WUXGA), 1920 x 1080/59.94i (HDTV)
    1080/50i1024 x 768/60Hz (XGA)**, 1280 x 1024/60Hz (SXGA)**, 1280 x 768/60Hz (WXGA)**, 1600 x 1200/60Hz (UXGA)**, 1920 x 1200/60Hz (WUXGA)**, 1920 x 1080/50i (HDTV)
    1080/29.97PsF1024 x 768/60Hz (XGA), 1280 x 1024/60Hz (SXGA), 1280 x 768/60Hz (WXGA), 1600 x 1200/60Hz (UXGA), 1920 x 1200/60Hz (WUXGA), 1920 x 1080/29.97PsF (HDTV)
    1080/25PsF1024 x 768/60Hz (XGA)**, 1280 x 1024/60Hz (SXGA)**, 1280 x 768/60Hz (WXGA)**, 1600 x 1200/60Hz (UXGA)**, 1920 x 1200/60Hz (WUXGA)**, 1920 x 1080/25PsF (HDTV)
    720/59.94p1024 x 768/60Hz (XGA), 1280 x 1024/60Hz (SXGA), 1280 x 768/60Hz (WXGA), 1280 x 720/59.94p (HDTV)
    720/50p1024 x 768/60Hz (XGA)**, 1280 x 1024/60Hz (SXGA)**, 1280 x 768/60Hz (WXGA)**, 1280 x 720/50p (HDTV)
    SDモード625/50i640 x 480/60Hz (VGA)**, 800 x 600/60Hz (SVGA)**, 1024 x 768/60Hz (XGA)**, 720 x 576/50i (SDTV, PAL)
    525/60i640 x 480/60Hz (VGA), 800 x 600/60Hz (SVGA), 1024 x 768/60Hz (XGA), 720 x 480/60i (SDTV, NTSC)

    * HDCP非対応

    ** システムフォーマットのフレームレートが25または50の場合は、リフレッシュレート60Hzの映像信号を入力すると映像に乱れが生じます。

  • HVS-100PCO : 2チャンネルVGA/HDMI入力カード

    カード1枚にHDMIおよびVGA端子を搭載。双方を利用することで2系統の出力が可能です。

    出力拡張カード対応解像度
    HDモード*1080/59.94p1280 x 1024/60Hz (SXGA), 1600 x 1200/60Hz (UXGA), 1680 x 1050/60Hz (WSXGA), 1920 x 1200/60Hz (WUXGA), 1920 x 1080/59.94p (HDTV)
    1080/50p1280 x 1024/60Hz (SXGA)**, 1600 x 1200/60Hz (UXGA)**, 1680 x 1050/60Hz (WSXGA) **, 1920 x 1200/60Hz (WUXGA)**, 1920 x 1080/50p (HDTV)
    1080/29.97p1280 x 1024/60Hz (SXGA), 1600 x 1200/60Hz (UXGA), 1680 x 1050/60Hz (WSXGA), 1920 x 1200/60Hz (WUXGA), 1920 x 1080/29.97p (HDTV)
    1080/25p1280 x 1024/60Hz (SXGA)**, 1600 x 1200/60Hz (UXGA)**, 1680 x 1050/60Hz (WSXGA)**, 1920 x 1200/60Hz (WUXGA)**, 1920 x 1080/25p (HDTV)
    1080/24p1920 x 1080/24p (HDTV)
    1080/23.98p1920 x 1080/23.98p (HDTV)
    1080/59.94i1280 x 1024/60Hz (SXGA), 1600 x 1200/60Hz (UXGA), 1680 x 1050 /60Hz (WSXGA), 1920 x 1200/60Hz (WUXGA), 1920 x 1080/59.94i (HDTV)
    1080/50i1280 x 1024/50Hz (SXGA), 1280 x 1024/60Hz (SXGA)**, 1600 x 1200/50Hz (UXGA), 1600 x 1200/60Hz (UXGA)**, 1680 x 1050/50Hz (WSXGA), 1680 x 1050/60Hz (WSXGA)**, 1920 x 1200/50Hz (WUXGA), 1920 x 1200/60Hz (WUXGA)**, 1920 x 1080/50i (HDTV)
    1080/29.97PsF1280 x 1024/60Hz (SXGA), 1600 x 1200/60Hz (UXGA), 1680 x 1050 /60Hz (WSXGA), 1920 x 1200/60Hz (WUXGA), 1920 x 1080/29.97PsF (HDTV)
    1080/25PsF1280 x 1024/50Hz (SXGA), 1280 x 1024/60Hz (SXGA)**, 1600 x 1200/50Hz (UXGA), 1600 x 1200/60Hz (UXGA)**, 1680 x 1050/50Hz (WSXGA), 1680 x 1050/60Hz (WSXGA)**, 1920 x 1200/50Hz (WUXGA), 1920 x 1200/60Hz (WUXGA)**, 1920 x 1080/25PsF (HDTV)
    720/59.94p1280 x 1024/60Hz (SXGA), 1280 x 768/60Hz (WXGA), 1280 x 720/59.94p (HDTV)
    720/50p1280 x 1024/50Hz (SXGA), 1280 x 1024/60Hz (SXGA)**, 1280 x 768/50Hz (WXGA), 1280 x 768/60Hz (WXGA)**, 1280 x 720/50p (HDTV)
    SDモード625/50i800 x 600/50Hz (SVGA), 800 x 600/60Hz (SVGA)**, 720 x 576/50i (SDTV, PAL)
    525/60i800 x 600/60Hz (SVGA), 720 x 480/60i (SDTV, NTSC)

    * HDCP非対応

    ** システムフォーマットのフレームレートが25または50の場合に、リフレッシュレート60Hzの信号を出力すると映像に乱れが生じます。

HVS-100PSM/100PSO : リダンダント電源ユニット
  • HVS-100PSM:HVS-100本体用
  • HVS-100PSO:HVS-100OUコントロールパネル用
HVS-110専用オプション
HVS-110PSM : リダンダント電源ユニット

HVS-110本体用

EIAラックマウント金具
HVS-100/110共通オプション
HVS-TALOC32/TALR32 : タリー出力ユニット(RS-422接続)

HVS-TALOC32

オープンコレクター方式のHVS-TALOC32またはリレー方式のHVS-TALR32を接続可能です。いずれもハーフラックサイズで、1台のHVS-100/110に対して最大3台まで接続できます。

  • HVS-TALOC32:オープンコレクタータリー出力ユニット(32接点)
  • HVS-TALR32:リレータリー出力ユニット(32接点)
HVS-AUX16A/AUX16C/AUX32A/AUX64A : AUXバス制御ボックス(Ethernet接続)

HVS-AUX16A / HVS-AUX16C /
HVS-AUX32A / HVS-AUX64A(上から)

16、32、64ボタンタイプのAUXバス制御ボックス。16、32ボタンは1RUラックサイズ、64ボタンは2RUラックサイズで、Ethernet接続により最大10台まで接続が可能です。HVS-AUX16Cは表示器付き。各ボタンにはAUXのソース確認だけでなく、各種機能のアサインも可能なため、運用の幅が大きく広がります。

HVS-AUX16B/AUX16D : デスクトップタイプAUXバス制御ボックス(Ethernet接続)

HVS-AUX16B(左) / HVS-AUX16D(右)

16ボタンタイプ・デスクトップタイプのAUXバス制御ボックスです。HVS-AUX16Dは表示器付き。

HVS-100EXP3G : 3 Gbpsフォーマット拡張ソフトウェア

3 Gbps (1080p) ならびに4K (3840 x 2160、 Square Division)の入出力をサポートするためのソフトウェアです。

HVS-100VR : バーチャル連動ソフトウェア

FOR-Aバーチャルシステムとの連動を実現するためのソフトウェア。複数のカメラと少数のCG合成プロセッサーで構成されるコンパクトなバーチャルスタジオシステムの構築が可能です。

HVS-100IS : Infinity Set 連動ソフトウェア

InfinitySet(Brainstorm社製アドバンストバーチャルシステム)をインストールした PC とHVS-100/110 を連動させ、コントロールパネルから InfinitySet の映像の切り換えを可能にします。

HVS-100ARC : アークネットI/Fカード

AUXバス制御ボックスが接続可能になります。

HVS-100ED : エディターコントロールソフトウェア

編集機プロトコルに対応するためのソフトウェア。BVS/DVS、GVGプロトコルをサポートしています。

各部名称・外観

各部名称
HVS-100OU/HVS-110 コントロールパネル

HVS-100OU 背面

HVS-110 背面

HVS-100 本体正面

HVS-100 背面

外観
HVS-100 本体

HVS-100OU (HVS-100 コントロールパネル)

HVS-110

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カタログ・仕様書最新情報は取扱説明書をご確認ください
HVS-100/110 製品カタログ[PDF:1.6MB]
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HVS-100/110 仕様書[PDF:457.8KB]
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HVS-100/110 取扱説明書[PDF:9.6MB]
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HVS-100/110 セットアップガイド[PDF:840.7KB]
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HVS-AUX16A/AUX16B/AUX16C/AUX16D/AUX32A/AUX64A 取扱説明書[PDF:1.7MB]
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HVS-TALOC20/TALOC32/TALR20/TALR32 取扱説明書[PDF:963KB]
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HVS-100VR 取扱説明書[PDF:579KB]
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HVS-100PSM インストレーションガイド[PDF:596.2KB]
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HVS-100AI/100DI-A/100PCI インストレーションガイド[PDF:858.5KB]
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HVS-100DO/100AO/100PCO インストレーションガイド[PDF:849.7KB]
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HVS-100ARC インストレーションガイド[PDF:545.6KB]
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HVS-110PSM パッキングリスト[PDF:116KB]
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HVS-100ED プロトコルコマンドリスト[PDF:634.1KB]
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HVS-100/110用 13.5mm ボタンフィルムテンプレート[PDF:362.4KB]
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HVS-AUX16/32用 13.8mm ボタンフィルムテンプレート (1行)[PDF:56.1KB]
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HVS-AUX16/32用 13.8mm ボタンフィルムテンプレート (2行)[PDF:100KB]
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製品画像

HVS-100 (本体+コントロールパネル)
HVS-100/110
HVS-100
HVS-100
HVS-100OU
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