1.中規模スタジオ・報道サブ
ケーブルテレビ局やインターネット放送局、サテライトスタジオなどの中規模なスタジオや報道サブの常設用メインスイッチャーとしても活用できます。豊富な機能により、演出にも妥協することなく良質のコンテンツを生み出すことができます。また、品質面でも部品レベルから厳しいチェックを受けて製造された製品であり、リダンダント電源の提供など冗長性についても考慮。安定運用という使命にもしっかりと応えます。
2.ライブ・イベント
ライブやイベントなど、仮設でシステムをセットアップしなければならない現場において、高機能なHVS-2000は大きく活躍します。演出の仕込みにはイベントメモリーやマクロ機能が役立つでしょう。マルチモニターの演出にはMELite™を利用することで、複数台のビデオスイッチャーを用意することなく、機材を大きく削減することができます。最も重要なことは簡単操作であること。操作ミスをなくし現場の演出に集中することができます。
3.中型中継車
HVS-2000は中型中継車との相性が抜群です。性能に妥協がないため、放送用途にも十分に活用できます。また、フレームシンクロナイザーやマルチビューワーをはじめ、システム構築に便利な機能を凝縮しているため、機器の削減にも繋がります。さらに、複数のコントロールパネルを使ったマルチオペレーションにより、複数のスタッフで役割分担が可能なオペレーション環境を提供します。
4.マルチチャンネル配信
ひとつの番組をテレビ放送やワンセグ放送、インターネット放送などにマルチ配信する場合、画面の解像度にあわせて見やすいテロップを挿入する必要があります。MELiteとFLEXaKEY™を活用することでPGMとは別のキー合成が可能なため、ワンセグ用、インターネット放送用には別のテロップを挿入するなど、マルチユースの現場でも有効に活用することができます。またWEBコントロールをはじめ、複数のパネルを接続することも可能なため、それぞれ別々のオペレーターが操作することも可能です。
5.企業内映像制作(製品紹介、業績発表イベントなど)
製品発表イベントや業績発表イベントなど、企業においても映像演出が必要なシーンが増えています。HVS-2000を使用することで、視覚的表現に優れたプレゼンテーションを行うことができます。電源を落とす前の状態を復元して起動するレジューム機能や設定内容を時間軸に沿って再生するマクロ機能により、運用のために技術者をやとうことなく、簡単にスタイリッシュなオペレーションを演出することが可能です。
6.大学・専門学校
教育現場でも映像の活躍する場面は大きく増加しています。専門学科における演習用機材、講義室のプレゼンテーション設備、ホールのビデオシステムなど、設置される場所は様々ですが、パフォーマンスと操作性がこれまで以上に向上したHVS-2000であれば、全ての場面で活用いただけます。
7.ビデオウォール
メインの2M/Eとは独立した追加の簡易M/E出力を得ることが可能なHVS-2000。このMELiteにより複数ディスプレイをまるで1つのディスプレイとして操作したり、4画面にまたがったトランジション効果をかけることが可能となっています。スタジオでの再撮モニターやイベント会場での大型スクリーンなどビデオウォールを用いた演出の幅を広げます。
8.4Kシステム
HVS-2000 1台で4Kシステムの構築が可能です。HVS-2000は将来的な4Kへのアップグレードを視野にデザインされており、オプション基板搭載により最大で4K12系統に対応し、AUXのユニークな活用により、2M/E機能を持った4Kスイッチャーとして活用いただけます。
- 1M/E+1KEYと、1MELite+1FLEXaKEYの構成になる。M/EとMELiteで4Kの2M/Eの機能を持ったスイッチャーとして使用が可能。FLEXaKEYはM/E側にアサインすることもでき、2KEY合成も可能。どちらのKEYも4Kフルサイズでの合成に対応
- 2D DVEが標準搭載。2Kサイズのソースを用いた場合は P-in-Pとして利用することが可能
- ラックマウントサイズのパネルHVS-2120ROUをメインのコントロールパネルとすることが可能。4Kシステムでありながら、本体が4URでコントロールパネルはラックサイズというコンパクトなシステム構築を実現
- HD時4系統あったMVは、2Kサイズの出力1つで、4K素材の場合4分割出力が可能。4系統の独立したMV出力により、4Kモニター入力時、4K素材の16分割画面1系統を得る事が可能
- 入力のInput Still機能使用により、まだまだコンテンツの少ない4Kにおいても、静止画を素材として利用することが可能
- 朋栄製ルーター、マルチビューアとの連動により、システムの拡張に対応可能