展示会情報

2023 NAB Show 出展概要

ブース内を「IP/SDI」「ソフトウェアソリューション」「12G/3G」の3テーマに分けて展示

2023年3月28日
株式会社朋栄
東京都渋谷区恵比寿3-8-1

株式会社朋栄(代表取締役社長:清原克明、本社:東京都渋谷区)は、米国ラスベガスで来る2023年4月16日(日)から4日間にわたり開催される「2023 NAB Show」(全米放送機器展、主催・全米放送事業者協会、於・ラスベガス・コンベンション・センター(LVCC))に出展いたします。(セントラルホール ブースNo.C4507)

朋栄は「Find Your Next Innovation」をメインテーマに掲げ、ブース内を3つのエリアに分けて各種最新製品を紹介します。また、本年はブース内にLEDウォールを設置し、カメラコントロールを含むスタジオソリューションの紹介に活用します。LEDウォールは、スペインのAlfalite社と協業し、今後、海外市場にてLEDディスプレイパネルを活用したソリューションを展開していきます。


■「IP/SDI High Density Gateway ─Anything In, Anything Out─」エリア
SMPTE ST 2110によるIPシステムを中心に、IP/SDI環境の構築に欠かせない機器を紹介します。

FA-1616
FA-1616

● IP/SDIマルチチャンネルプロセッサーFA-1616 [NEW]
マルチパーパスプロセッサーFA-9600の機能をベースに、SMPTE ST 2022、ST 2110のIP方式への対応と多チャンネル入出力の機能強化を図ったIP/SDIマルチチャンネルプロセッサー。信号処理をソフトウェア化し、システムに合わせて使用する機能を選択できるSoftware Definedを実現し、制作ワークフローに応じた機能カスタマイズが可能。SDIからSDIへはもちろん、IPからSDIへ、SDIからIPへ、IPからIPへと変換するIP/SDIゲートウェイ機能を搭載しており、IP環境とSDI環境を併用するハイブリッド環境にも対応可能。

MV-1640IP
MV-1640IP

● IP対応マルチビューワーMV-1640IP
25GbE対応のIPポート4基を搭載し、標準でSMPTE ST 2110およびST 2022-6のIP入力とST 2022-7リダンダント環境に対応したマルチビューワー。HD最大16ストリームまたは4K最大4ストリームの入力が可能。オプションでSDI 16入力を追加可能。SDI入力は、16系統の3G/HD-SDIまたは8系統の12G-SDI入力が可能。最大5モニターに最大40ウィンドウの表示が可能なほか、マルチビューワー画面をフルHD解像度でIP出力(SMPTE ST 2110)することが可能。

このほか、セイコーソリューションズ製PTP グランドマスターや、3D-LUT、SR Live for HDR(*1)に対応して幅広いシーンで活用されている12G-SDI対応マルチパーパスプロセッサーFA-9600、SDI対応4Kテスト信号発生器ESG-4100 (朋栄エレテックス)なども展示します。


■「Revolution of Software Solutions ─IP ENC/DEC, Graphics, Server, Switcher, XR─」エリア
昨年のNAB Showで協業を発表したAmmux社のソフトウェア技術を活用したソフトウェアアプライアンスSOAR-A(ソラ)シリーズを展示します。Software Optimized Appliance Revolutionized by FOR-A(朋栄が革新するソフトウェア最適化アプライアンス)として海外市場向けに展開するSOAR-Aシリーズは、低遅延、複数のビデオ/オーディオ/データの送受信が可能なRISTプロトコル、SDI入出力およびSMPTE ST 2110入出力、NDI®(*2)入出力、WebRTCによるストリーミングといった特長を持つソフトウェア製品。これらの特長を活かした各種アプライアンスを紹介します。

● IP転送アプライアンスSOAR-A EDGE [NEW]

セキュアな環境で超低遅延のIPエンコード/デコードを実現したREMIアプリケーションに最適なアプライアンス。4系統から最大16系統までの入出力に対応するSOAR-A EDGE Serverと、2系統入出力のSOAR-A EDGE Miniで構成。

● IPTV配信サービスSOAR-A IPTV [NEW]
超低遅延でスケーラブルなWebRTCストリーミングにより、ONVIF(*3)カメラによるライブ映像のモニタリングと監視を、カスタムソフトウェアをインストールすることなく、Webブラウザー上で行えます。

● 制作用グラフィックスエンジンSOAR-A GRAPHICS [NEW]
ClassX社の3DグラフィックソフトウェアClassX と組み合わせ、放送品質のグラフィックス制作/送出、XR/AR/VRを実現。ブース内のLEDディスプレイを活用したデモを行います。

● マルチチャンネルメディアサーバーSOAR-A PLAY [NEW]
Odyssey社のマルチチャンネルビデオサーバーInsightと組み合わせ、より手軽にビデオ送出できる環境として紹介します。

HVS-190シリーズ
HVS-190S/190I
(※ 写真は開発中のもので、外観は変更される可能性があります。)


■「Evolution of 12G/3G Solutions
─Live, NDI®, Station Automation─」エリア

12G/3G環境の進化系として、Vizrt GroupのNDI®対応製品やAVECO社のブロードキャストオートメーションの活用を紹介します。さらに、朋栄の12G-SDI製品群を使用しているNationwide Video様の12GによるFly Packシステムを展示します。

● 小型1M/EビデオスイッチャーHVS-190シリーズ [NEW]
本体とオペレーションユニットの構成となるHVS-190Sと、オペレーションユニット一体型のHVS-190Iの2モデル構成で展開。全入力にフレームシンクロナイザーを搭載しているほか、オプションのHVS-NIFカードを挿入することでNDI®プロトコルを活用したIP入出力が可能。SDI/IP混在での運用に対応します。



HVS-490
HVS-490
HVS-NIF
NDI®入出力カード HVS-NIF

● 2M/EビデオスイッチャーHVS-490
Quad link 3Gによる4K入出力にも対応した2M/Eビデオスイッチャー。FLEXaKEY™、2.5D DVEを組み合わせて、最大12キーヤーでの合成を含む多彩な演出を可能にし、中継車やライブイベントなど幅広いシーンでの活用に最適。オプションのHVS-NIFカードを挿入することにより、NDI®プロトコルによるIP入出力に対応。

● IP対応ルーティングスイッチャーMFR-3100EX [NEW]
MFRシリーズの堅牢性を活かしながら、1M/Eスイッチャー機能やストリーミング配信機能、NDI®入出力などの機能強化をすることが可能なルーティングスイッチャー。海外市場ではAll-in-One Live Production Centerとして展開し、省スペースが必要とされる中継車やコンテンツ配信現場に最適な製品。(国内市場におけるオールインワン製品はMedia Palette FMP-1000として発売を予定しており、MFR-3100EXとは仕様が一部異なります。)

MFR-3100EX
MFR-3100EX
MV-3240
MV-3240

● 12G-SDI対応マルチビューワーMV-3240
1RUのコンパクトな筐体で、12G/6G-SDIで16入力または3G/HD/SD-SDIで32入力、5モニター出力が可能なマルチビューワー。32入力のうち、16入力は12G-SDI入力にも対応します。M-JPEGストリーム出力によりWebブラウザー上でモニタリングが可能。


(*1) SR Live for HDRは、ソニー株式会社の提唱するHDR映像制作ワークフローです。
(*2) NDI®は、Vizrt Groupの登録商標です。
(*3) ONVIFは、Onvif Inc.の登録商標です。

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株式会社朋栄 国内営業本部
TEL:03-3446-3121 FAX:03-3446-4451

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