※ 記載内容は、2024年1月現在のものです。記載された内容は、予告なく変更される場合があります。
運用に合わせたシステム構築がソフトウェアベースで
可能となるソフトウェアデファインドを実現
映像制作環境に必要な機能を1RUサイズのコンパクトな筐体に搭載した、マルチチャンネルプロセッサー。 HDおよび4Kに対応した最大32系統のフレームシンクロナイザーとしての基本機能に加え、カラーコレクター、ビデオプロセスアンプ、オーディオリマップなどの機能を搭載。ソフトウェアディファインドにより豊富なソフトウェアオプションから、2つのプロセッサーブロックに最適な機能を追加することが可能。さらに、Dante、MADIをはじめとした豊富なオーディオ/GPI インターフェース基板から、必要なものだけを選択し追加していくことで、無駄なコストをかけることなく、最適なシステムを構築できます。また、MoIP対応基板を追加することで、SDI/IPゲートウェイとして活用することも可能です。
【Inter BEE 2023プレゼンテーション】
シェアリングを促進させるMedia over IPソリューション
ラインアップ
FA-1616HB-12G
- 12G-SDI*1対応 16入力/16出力モデル
- HD-BNCコネクターを32個搭載
入力: 75Ω HD-BNC x 16(12G/6G/3G/HD-SDI x 8、3G/HD-SDI x 8)
出力: 75Ω HD-BNC x 16(12G/6G/3G/HD-SDI x 8、3G/HD-SDI x 8) - Media over IP対応
オプション*2を実装することで、下記いずれかのモードを選択可能 - FA-16MOIP
<SMPTE ST 2110>
- 送信のみ:HD(3G)×16または4K×4
- 受信のみ:HD(3G)×16または4K×4
- 送受信:HD(3G)×8または4K×4
<SMPTE ST 2022-6>*将来対応予定
- 送受信:HD×16または3G×14
- FA-16MOIP + FA-16MOIP-EX
<SMPTE ST 2110>
- 送信のみ:HD(3G)×32または4K×8
- 受信のみ:HD(3G)×32または4K×8
- 送受信:HD(3G)×16または4K×8
<SMPTE ST 2022-6>*将来対応予定
- 送受信:HD×32 または 3G×28
*2 FA-16MOIP、FA-16MOIP-EX
HD-BNC はAmphenol Corporation の商標です。
FA-1616B-12G*将来対応予定
- 12G-SDI 対応 16入出力モデル*1
- 全ての端子が12G-SDI対応
- 通常のBNCコネクターを16個搭載
入出力*2 : 75Ω BNC x 16、12G/6G/3G/HD-SDI x 16 - Media over IP対応
オプション*3を実装することで、下記いずれかのモードを選択可能 - FA-16MOIP
<SMPTE ST 2110>
- 送信のみ:HD(3G)×16または4K×4
- 受信のみ:HD(3G)×16または4K×4
- 送受信:HD(3G)×8または4K×4
<SMPTE ST 2022-6>*将来対応予定
- 送受信:HD×16または3G×14
- FA-16MOIP + FA-16MOIP-EX
<SMPTE ST 2110>
- 送信のみ:HD(3G)×32または4K×8
- 受信のみ:HD(3G)×32または4K×8
- 送受信:HD(3G)×16または4K×8
<SMPTE ST 2022-6>*将来対応予定
- 送受信:HD×32 または 3G×28
*2 入出力兼用端子
*3 FA-16MOIP、FA-16MOIP-EX
FA-1616HB-3G*将来対応予定
- 3G-SDI対応32入出力モデル*1
- HD-BNCコネクターを32個搭載
入出力*2 : 75Ω HD-BNC x 32, 3G / HD-SDI x 32 - Media over IP対応
オプション*3を実装することで、下記いずれかのモードを選択可能- FA-16MOIP
<SMPTE ST 2110>
- 送信のみ:HD(3G)×16または4K×4
- 受信のみ:HD(3G)×16または4K×4
- 送受信:HD(3G)×8または4K×4
<SMPTE ST 2022-6>*将来対応予定
- 送受信:HD×16または3G×14
- FA-16MOIP + FA-16MOIP-EX
<SMPTE ST 2110>
- 送信のみ:HD(3G)×32または4K×8
- 受信のみ:HD(3G)×32または4K×8
- 送受信:HD(3G)×16または4K×8
<SMPTE ST 2022-6>*将来対応予定
- 送受信:HD×32 または 3G×28
*2 入出力兼用端子
*3 FA-16MOIP、FA-16MOIP-EX
*HD-BNC はAmphenol Corporation の商標です。 - FA-16MOIP
特長
- 制御・監視機能
- Webブラウザー、Ember+、NMOS(IS-04/05)での制御が可能
- Webブラウザー制御:専用GUI のインストールが不要
- Ember+ 制御: ユーザー独自の制御GUIの作成が可能*1,2
- SNMPによる監視が可能
- NMOS専用LANポート(1000BASE-T)を2つ搭載し、制御系の冗長性も確保*3
- GPI端子によるアラーム出力
*1 将来対応予定 *2 LAWO社のVSMを使用した場合 *3 FA-16MOIPの搭載が必要 - GENLOCK 入力
- タイムコード(将来対応予定)
- LTC入出力端子を搭載
- LTC、 ATC(LTC/VITC)のタイムコードを生成、オフセット調節可能 - その他
- リダンダント電源標準装備、冷却用FANと共に前面からのホットスワップが可能
- 1RUのコンパクトな筐体、外形寸法:430(W) x 500(D) x 44(H) mm
ソフトウェアデファインド
ソフトウェアデファインドにより運用に合わせたシステム構築を実現
FA-1616は2つのプロセッサーブロックを搭載。ソフトウェアデファインドアーキテクチャー採用により、必要な機能に応じて、この2つのプロセッサーブロックのコンフィグレーション切り替えが可能*1。運用に最適なオプション*2を選択してコンフィグレーションを構築することで、ハードウェアのリソースを無駄なく活用でき、多様化する映像制作の現場を柔軟にサポート。運用に合わせて切り替えできるため、必要な機能が都度変わるイベントなどの持ち出し用プロセッサーとしても活躍。
*1 ビデオプロセッサーの系統数は選択するコンフィグレーションにより増減します。詳細はお問い合わせください。
*2 オプションの種類は今後追加予定です。
プロセッサーブロックA/プロセッサーブロックB
SDIおよびMoIPに出力するビデオとオーディオを処理する2つのブロック。各プロセッサーブロックには、最大4つのプロセッサーを搭載。
それぞれのプロセッサーブロックには、用途や必要な機能に応じて同じコンフィグレーション/異なるコンフィグレーションのどちらを設定することも可能。
- 1つのビデオプロセッサーで可能な処理数
- ビデオ:4K x 1系統、または2K x 4系統
- オーディオ:4 x 16ch
- 構成例: 同じコンフィグレーションを設定した場合
- 構成例: 異なるコンフィグレーションを設定した場合
プロセッサーブロック
主な機能
- オーディオ入出力
- SDIエンベデッドオーディオのMUX/DEMUX、リマップ、遅延調整などが可能 - 強力なフレームシンクロナイザー機能
- 同期モード:Frame、Lineモード、AVDLモード、Line (Min)モード - 高度な変換機能
- インターレース/プログレッシブ変換
- アップ/ダウン/クロス変換
- アスペクト変換
- リサイズ/ポジション移動
- 2SI/SQD、3G-SDI Level-A/B 変換
- Single Link 12G-SDI/Quad Link 3G-SDI の相互変換機能 - プロセスアンプ
- ビデオレベル、クロマレベル、ヒューの調整が可能 - 強力なカラーコレクター機能
- 2つのカラーコレクターモードを搭載バランス ( RGB ) モード、ディファレンシャル( YCbCr ) モード
- 広色域ITU-R BT.2020と従来のITU-R BT.709両方に対応し、色域の変換も可能*
- HDR/SDRの各種カーブに対応したEOTF/OETFにより外部デバイスの差異を補正*
- EOTF/OETFのLogカーブと色域はPCから登録可能*
- HLG、PQ、SDRなど各種Logカーブに対応し、ラウンドトリップに強いSDR/HDR変換が可能*
- 1D LUT、3D LUT対応*
* 将来対応予定。
プロセッサーブロックに構成可能な機能一覧
コンフィグレーション
標準コンフィグレーション
標準コンフィグレーション 特長
- 2K x 4系統(4K*1 x 1 系統 )のビデオプロセッサーを4つ搭載。最大で2K x 16 系統*2または4K*1 x 4系統*2のFS処理が可能。
- MoIPオプション実装時はFS、カラーコレクター付きのSDI/IPゲートウェイとして使用可能
- 標準で256チャンネル、オプション基板実装時は追加で最大128チャンネルのオーディオプロセスが可能
*1 4K対応にはオプションFA-164Kが必要
*2 プロセッサーAとBの両方にこの構成を適用した場合、系統数は2倍になります。
標準コンフィグレーションで使用可能な機能
コンフィグレーション例1:アップ/ダウン/クロス変換、SDR/HDR変換
コンフィグレーション例1 特長
FA-16UDC-P2 とFA-16HDR-P2* を搭載することで、最大4系統のアップ/ダウン/クロス変換、SDR/HDR変換が可能になるコンフィグレーション
コンフィグレーション例1 必要オプション
FA-16UDC-P2:アップ/ダウン/クロス変換機能を有効化
- 1つ搭載することで、2つのプロセッサーでアップ/ダウン/クロス変換が可能
- 最大4つのFA-16UDC-P2を搭載可能*
FA-16HDR-P2*:SDR/HDR変換機能を有効化
- 1つ搭載することで、2つのプロセッサーでSDR/HDR変換が可能
- 最大4つのFA-16HDR-P2*を搭載可能
コンバーター機能(アップ/ダウン/クロス/アスペクト変換/リサイズ等)を使用する場合、HD/4K のどちらの場合も1つのプロセッサーで処理できる系統数は1系統のみとなります。
コンバーター機能を使用しない場合は、3G/HD x 16系統または4K x 4系統のSDR/HDR変換が可能です。
* 将来対応予定
コンフィグレーション例1で使用可能な機能
コンフィグレーション例2:アップ/ダウン/クロス変換、3D LUT変換
コンフィグレーション例2 特長
FA-16UDC-P2とFA-16LUT-P2* を搭載することで、最大4 系統のアップ/ ダウン/ クロス変換、3D LUT 変換が可能になるコンフィグレーション
コンフィグレーション例2 必要オプション
FA-16UDC-P2:アップ/ダウン/クロス変換機能を有効化
- 1つ搭載することで、2つのプロセッサーでアップ/ダウン/クロス変換が可能
- 最大4つのFA-16UDC-P2を搭載可能*
FA-16LUT-P2*:3D LUT変換機能を有効化
- 1つ搭載することで、2つのプロセッサーで3D LUT変換が可能
- 最大4つのFA-16LUT-P2*を搭載可能
コンバーター機能(アップ/ ダウン/クロス/アスペクト変換/リサイズ等)を使用する場合、HD/4K のどちらの場合も1つのプロセッサーで処理できる系統数は1系統のみとなります。
コンバーター機能を使用しない場合は、3G/HD x 16系統または4K x 4系統の3D LUT変換が可能です。
* 将来対応予定
コンフィグレーション例2で使用可能な機能
Media over IP対応
FA-1616はオプションのMoIP基板(FA-16MOIP、FA-16MOIP-EX)を搭載することで、SMPTE ST 2110またはST 2022-6*のEncapsulation、De-encapsulationに対応。最大32系統のSDI/MoIPの変換を実現するIPゲートウェイとしても活用可能。25G SFP x 4ポート(リダンダント2系統)のMoIP基板は最大2枚まで搭載でき、すでにMoIP化している環境や、SDIとMoIPが混在している環境に加え、将来的なMoIP化移行時にもそのまま活用可能。
- ビデオ
- 最大32 系統のSMPTE ST 2022-6*/SMPTE ST 2110のMoIP伝送が可能
- MoIP基板1枚につき動作可能なEncapsulation、De-encapsulationの系統数(下記いずれかのモードを選択可能)
- 25GbE(SFP28)ポート2 系統× 2を搭載、Hitless2重化に対応(SMPTE ST 2022-7)
- MoIP基板を2枚実装することでチャンネル数の拡張や、SMPTE ST 2022-6*と ST 2110のトランスコードが可能 - FA-16MOIP
<SMPTE ST 2110>
- 送信のみ:HD(3G)×16または4K×4
- 受信のみ:HD(3G)×16または4K×4
- 送受信:HD(3G)×8または4K×4
<SMPTE ST 2022-6>*
- 送受信:HD×16または3G×14
- FA-16MOIP + FA-16MOIP-EX
<SMPTE ST 2110>
- 送信のみ:HD(3G)×32または4K×8
- 受信のみ:HD(3G)×32または4K×8
- 送受信:HD(3G)×16または4K×8
<SMPTE ST 2022-6>*
- 送受信:HD×32 または 3G×28
- オーディオ
- 各種オーディオデータをMoIPのオーディオデータに変換可能で、MoIPで受信したオーディオデータを、オプションの各種オーディオインターフェースから出力することも可能
FA-1616の信号処理
SDIのアップ/ダウン/クロス変換のみならず、SDI/MoIP、SMPTE ST 2110/ST 2022-6*の相互変換が可能。
ソフトウェアデファインドや拡張基板による多彩な追加機能に加え、強力な信号処理能力で幅広いシステム環境に対応可能。
* 将来対応予定
拡張基板オプション
MoIP対応のみならず、オーディオインターフェース基板やGPIインターフェース基板も多数ラインアップ
Media over IP対応基板
- FA-16MOIP:MoIP基板
- SMPTE ST 2022-6*/ST 2110 のMoIP伝送が可能
- NMOS 制御用(Out of Band)のLAN コネクターも追加
- PTP 同期機能も追加
- 1 枚のみ実装可能
* 将来対応予定 - FA-16MOIP-EX:MoIP拡張基板
- MoIP伝送機能の増設が可能
- 1 枚のみ実装可能
オーディオインターフェース基板
- FA-16DNT : Danteオーディオ基板
- Danteオーディオの送受信が可能
- RJ45 x 2、RX/TX 各64chに対応
Dante® は、Audinate社の登録商標です。 - FA-16AES-PNL*:AES拡張オーディオ基板(将来対応予定)
- AESオーディオの入出力チャンネルを拡張可能、BNC x 4
* FA-16AES-UBLが必要
- FA-16MADI : MADIオーディオ基板
- MADIオーディオの入出力が可能
- HD-BNC x 2、SFP x 2、SFPRX/TX 各64chに対応 - FA-16ANA-AUD : 平衡アナログオーディオ基板(将来対応予定)
- アナログオーディオの入出力が可能
- DSUB-25ピン x 1、RX/TX 各4chバランス
- FA-16AES-UBL : 不平衡AESオーディオ基板
- AESオーディオの入出力が可能、
- BNC x 4、RX/TX 切り替え8chに対応
GPIインターフェース基板
- FA-16GPI : GPIインターフェース基板(将来対応予定)
- GPI制御が可能
- DSUB-25ピン x 1、入力10 + 出力 10 + 電源 + GND - FA-16GPI-PNL* : GPI拡張基板(将来対応予定)
- GPI制御の系統を拡張可能
- DSUB-25ピン x 1、
* FA-16GPIが必要