13RUで最大144 x 144 のマトリクス構成が可能。MFRシリーズが一貫して追求してきた安全管理のコンセプトを継承し、維持管理のための冗長化と高度なメンテナンス性を実現。
マルチフォーマットビデオ入出力対応
入出力は3G/HD/SD-SDI、ASIに対応。信号種を意識することなく(自動認識)運用が可能。最大16枚の入出力カード(カード1枚あたり9系統増設)を実装可能。
安定したシステム運用をサポートする充実の機能
フロント操作
フロントパネルにメニュー表示が可能。アラーム内容の通知が可能。
SNMP対応
SNMP監視システムへの組み込みが可能。電源ユニット、ファン、CPUステータス、クロスポイントエラーなど、各種ステータスを監視。障害発生および回復のタイミングでマネージャーにSNMPトラップを送信可能。
優れた冗長性
システムの中核となるルーティングスイッチャーの冗長化を図ることにより、異常が発生した場合にもシステムの安定運用を実現。
- CPU基板の冗長化 (オプション: MFR-CPUR)
- 電源ユニットの冗長化 (オプション: MFR-PSR)
- ルーター連動機能:ルーター2台を並列運転することにより、マトリクスを2重化、電源ユニットとCPU基板を4重化することが可能。
他製品とのシステム連携により柔軟なシステム運用を実現
LANまたはシリアルポートを介して外部制御機器との接続が可能。また、TSLやHARRISなど一般公開されたプロトコルの採用により、他社製品とも連携可能。タリー連動やクロスポイント切り換えに合わせたソース名称の自動追従ができ柔軟なシステム運用をサポート。
- ビデオスイッチャーHVSシリーズからルーティングスイッチャーMFRシリーズのクロスポイントを制御
- ソース名はMFRで一括管理。HVS、マルチビューワーMVシリーズへは自動的に配信
- HVSとMFRは双方向にタリー情報を変換
- MFR、MV間はTSLプロトコルにて名称、タリー連動を実現
使いやすさにこだわった設計
専用GUIによる設定
ルーター本体にWEBサーバーを内蔵、外部デバイスにソフトウェアをインストールすることなく、すぐにルーティングの設定を開始可能。
多彩なクロスポイント制御
通常のクロスポイントに加え多彩なクロスポイント制御が可能:サルボ機能/テイク操作/リンク機能/誤操作防止(インヒビット機能、ロック機能)。
マトリクス分割機能
1台のルーティングスイッチャーを仮想的に分割し、任意の論理階層を構築することで、様々な運用形態に活用可能。
利用例
- 4K/8K対応ルーティングスイッチャー
複数のクロスポイントを一括制御することで、4Kおよび8Kの信号切り替えに対応 - 4K/HDサイマル対応ルーティングスイッチャー
4K、HDの独立運用や4K/HDの同時制御によるサイマル運用が可能 - 完全独立ルーティングスイッチャー
最大72 x 72の入出力構成を分割することにより、1台の筐体で複数のルーティングスイッチャーとして利用可能。ソースの共有を避けながら、複数の運用をしたい場合に最適 - V/Key連動スイッチャー
マトリクスを2分割し、VideoとKeyを連動して制御することが可能
リモートコントロールユニット
用途に合わせて10種類から選択可能です。最大127台まで接続でき柔軟なコントロール環境を構築可能。複数のリモートコントロールユニットを組み合わせることで、大型のコントロールパネルとして機能させることも可能。ラインアップならびに詳細はリモートコントロールユニットMFR-RUシリーズのページをご確認ください。
インターフェース拡張ユニット
インターフェース拡張ユニットは、用途に合わせて2種類をラインナップ。リモートコントロールユニットと合わせて最大で127台まで接続が可能。
MFR-GPI: GPI ユニット
- GPI制御を行うためのオプションユニット。1RUサイズ。入出力の設定がフリーアサイン可能なGPI/O(128系統)およびシリアルポート(D-sub 9ピン オス)を4ポート搭載。
MFR-TALM: タリーマネージャー
- MFR本体と周辺機器(スイッチャ、マルチビューワ等)のタリー、素材名称を集中管理するオプションユニット。1RUハーフサイズ。タリー連動システムにおいて、タリー演算を本製品が担う事により、タリー連動の高速化を実現。