※ 記載内容は、2025年9月現在のものです。記載された内容は、予告なく変更される場合があります。
12G*1/3G/HD-SDI に対応した、コンパクトな筐体ながらもパワフルで カスタマイズ性の高い2M/Eスイッチャー
標準でHD:12入力/8出力*2に対応し、最大でHD: 60入力/32出力*2、4K*1:42入力/23出力*2まで拡張可能。 キーヤーも、HD時で最大8系統まで拡張可能。オプションでNDI®対応、Dante®対応、HDR/SDR変換、アップ/ダウン変換機能等を追加することで、3G-SDIから12G-SDI*1まで、様々な用途や要件にあわせた構成が可能。
*1 オプション
*2 HDMI 2出力を含む。最大入出力数と対応信号は搭載するオプション基板の組み合わせによって異なります。詳細はお問い合わせください。
NDI はVizrt NDI AB の登録商標です。
3つのポイント
- 多様な拡張性を持つビデオスイッチャー
ハードウェアによる映像処理で高い安定性を実現すると共に、運用に合わせて入出力数や機能、インターフェース等の増設が可能。入出力 は最大で60入力32出力*まで拡張でき、4RUのサイズながら規模の大きな運用にも対応可能。
* HDMI出力2系統を含む
- ユーザビリティを向上させ、直感的な操作が可能なGUI
HVSシリーズのWeb-GUIを継承しつつ、より直感的でストレスのない、高い操作性を備えたGUI。
- 操作を補助する豊富な機能
既存のHANABIシリーズで好評だったイベントメモリーやシーケンス、マクロ、外部制御用のGPI、ユーザーフラグやユーザーボタン機能等をそのまま継承。
NDI対応を可能にするHVS-NIF
HVS-NIFは、高画質/低遅延な映像の伝送を実現するNDI High Bandwidthや、低ビットレート伝送を可能とするNDI HX2の入出力を可能にするI/F基板。NDI対応機器との、ネットワークを介した映像/音声の送受信を可能にし、ベースバンドとIPを混在させたシステムを 構築可能。遠隔地からのリモート制御、PCへのNDI出力による容易な映像配信等でライブ映像制作を強力支援。
HVS-NIF 主な仕様/特長
- - NDI High Bandwidth/NDI HX2入出力に対応
- 3G/HDフォーマット対応、HVS-NIF1枚につきMoIPで4入力*1/2出力が可能
- アルファチャンネル受信に対応*2
- HVS-Q12*3とHVS-190S*4に最大3枚、HVS-190I*4とHVS-490*3*4に最大2枚搭載可能
- 全入力にフレームシンクロナイザーを搭載
- プロセスアンプ機能:入力映像の輝度、彩度、色相を調整可能
- カメラリモート制御機能対応
- 1GbEイーサネット端子を2つ搭載
- ハードウェアでコーデック処理を行うため、信頼性の高いMoIPシステムを構築可能
*1 1080/59.94p、1080/50pフォーマットのHigh Bandwidth NDIの場合は3入力。
*2 NDI High Bandwidthのみ。
*3 HVS-NIFは4Kフォーマットには対応しておりません。
*4 HVS-190S/190Iは1M/E、HVS-490は2M/Eスイッチャーです。詳細は各製品ページをご覧ください。
NDIによるライブソリューション
各製品の詳細はそれぞれの製品ページをご覧ください。
-
遠隔操作
遠隔のイベント会場に設置したHVS-Q12*を、制御センター内に設置したコントロールパネルから制御可能。
* 下記イメージ図はHVS-491OU、HVS/492WOUの場合です。
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PTZカメラ制御
複数台のPTZ カメラ制御が可能。パン/チルト/ズーム操作、タリー点灯制御、プリセットメモリの登録/呼出、マクロ登録によるバスボタンスイッチ操作との連動切替が可能。最大16台のカメラを接続可能。
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SDI/NDI 混在システム構築をサポート
SDIシステムへのNDI出力対応機器/PCコンテンツの追加や、NDIシステムへの信頼性の高いベースバンド放送機器の追加が可能。
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SDI/IPの相互変換、ルーティングが可能
SDI機器にPTZ カメラやPCコンテンツ等の出力を加えて、1台のスイッチャーから複数へ向けての自由な映像/音声送出、SDI/IPの相互変換、ルーティングを実現。SDI/IP素材および出力はどれも内蔵MVに同列に配置してIP経由で監視も可能。
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LANケーブルにより様々な信号を双方向接続可能
1本のLANケーブルのみで複数の映像、音声、制御、タリーを双方向に接続可能。
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多様な活用場面
放送、ライブイベント、企業イベント等、業種を問わず様々な場面で活用可能。
活用例
SDI/NDIの混在演出
現場/リモート両方の出演者の映像やPCコンテンツをスイッチャーへ入力可能。また、リモートの出演者へは、PGM以外に12系統の豊富なAUXバスを利用して任意の映像を戻すことも可能。
SDI/IPのサイマル送出
SDI送出と同時にIPストリームによる配信サイトへの接続も可能なため、両者を混在/連携させた運用も可能。
入出力
- 標準で3G/HD-SDI 12入力/6出力、HDMI 2出力が可能。オプションにより、4KやNDIにも対応
- 4Kフォーマットでは12G-SDI、6G-SDIに対応
- 入出力はオプションおよび基板構成でHD:最大60入力/32出力*1、4K:最大42入力/23出力*1まで拡張可能
- 全入力にフレームシンクロナイザー*2とプロセスアンプを搭載。フレームシンクロナイザー使用時も音声データは通過可能
- セーフティーマーカー機能を全出力*3に搭載
- 4K時には、オプションでアップ/ダウンコンバーターを搭載可能。アップダウンコンバーター使用時、SDR/HDR変換、色域変換が可能*4
*1 HDMI 2出力を含む。最大入出力数と対応信号は搭載するオプション基板の組み合わせによって異なります。詳細はお問い合わせください。
*2 HVS-DNT上のBNCコネクタを入力して使用する場合は、その入力でフレームシンクロナイザー機能は使用できません。
*3 HVS-NIFとHVS-DNTの出力は除く
*4 アップダウンコンバーター、SDR/HDR変換、色域変換は奇数番号の入出力で使用可能です。
フレームシンクロナイザーを標準搭載*
- 入力された同期/非同期ビデオ信号のスイッチングを可能にする、フレームシンクロナイザーを全入力*に搭載
- フレームシンクロナイザー使用時も音声データは通過可能
- 入力として未使用の場合は、そのフレームシンクロナイザー用のメモリーを静止画メモリーとして使用可能
* HVS-DNT上のBNCコネクタを入力して使用する場合は、その入力でフレームシンクロナイザー機能は使用できません。
HDMI出力
- 2系統のHDMIを標準搭載し、UHD出力が可能
- UHD出力時には、HD映像の4画面表示も可能
Dante対応
- オプション基板HVS-DNT1枚につき、最大64チャンネルのDanteオーディオ入出力が可能
- 最大3枚搭載可能
- Primary端子とSecondary端子を搭載しリダンダントに対応
- BNC端子を2つ搭載し、入出力を切り替えることでSDI入力/出力を最大2系統増設可能
- Danteオーディオ入力をリマップすることでHVS-DNTからSDI出力として出力、またはスイッチャーの入力ソースとして使用することも可能
- 各オーディオのゲイン調整やトーン信号の出力、SDI信号の場合には音声の遅延設定も可能
>> HVS-DNTの製品カタログはこちら
Web GUI
- 内蔵Webサーバーを搭載し、Webブラウザー上で各種設定が可能
- デザインを刷新し、より高い操作性を実現
- 無線アクセスポイントを介して、モバイル端末/タブレット端末の利用も可能
キーヤー/FLEXaKEYTM
- 2M/E + MELiteで3M/E相当の運用が可能
- HDの標準構成の場合、1M//E(8キーヤー)、または2M/E(各M/E 4キーヤー)として使用可能。オプション追加で、2M/E(各M/E 8キーヤー)まで拡張可能
- 4Kの場合、1M//E(4キーヤー)として使用可能。オプション追加で、2M/E(各M/E 4キーヤー)として使用可能
- FLEXaKEYはオプションによりHD:8系統、4K:4系統搭載可能
- キーヤーのゲイン、クリップ、透明度の調整の他、EDGE機能*1、MASK機能の使用が可能
- キーヤーは2.5D DVE、FLEXaKEYは2D DVE を搭載*2
*1 キーヤーのみ
*2 チャンネル数はフォーマットにより異なります。
FLEXaKEY:
MEやMELiteにアサイン可能なキーヤー。通常のキーヤーと組み合わせて使用することでキーヤーの系統数を増やし、演出の幅を拡大可能
マクロ機能
- 最大100パターン登録可能で、各種設定や制御手順を記録/再生
- 任意のボタンに登録することで、ワンタッチで同じ操作を繰り返し実行
スチル/クリップストア
- 静止画はHD:6系統、4K:3系統使用可能。各静止画メモリーはキー付き
- 静止画メモリーは動画メモリーとしても使用可能で、HD:4系統、4K:3系統使用可能
- 動画を使用したCGワイプも可能
- 内蔵RAMを搭載し、静止画または動画メモリーとしても使用可能
- 静止画データ(JPEG/TARGA/Bitmap/PNG)はPC(LAN経由)や操作パネル上のSDカードによる転送が可能
- 内蔵メモリーには、HD時最大2000フレーム、4K時最大500フレームの画像を記録でき、複数の画像ファイルを瞬時に切り替えて再生することも可能
- オプションでSSDを搭載でき、画像のバックアップが可能
動画は静止画の連続再生です。また、また画像データは電源を落とすと消去されます。
イベントメモリー機能
- 最大100パターンの、BKGD、KEYER、FLEXaKEY、MELite、AUX、MV、CK、CC、STILLの設定を登録可能
- 電源起動時の状態をイベントメモリーから選択可能
- ワンタッチで、設定を一挙に切り替え可能
- イベントの切り替え効果や切り替え時間が選択でき、ボタンひとつで複雑な映像切り替えをシームレスに実現
マルチビューワーは39種類の分割パターンを選択可能
- 最大16分割表示が可能なマルチビューワーを標準で2系統搭載、オプションで2系統追加可能
- ボーダー非表示の分割パターンを選択可能
- 表示するチャンネルはフリーアサインのため、入力ソース/出力映像のどちらもアサイン可能
- タイトル、フレームタリー、オーディオレベルメーター、時計(アナログ/デジタル)を表示可能
- タイトルは、英数の他に漢字の使用が可能
その他の機能
- GPI 入出力(20入出力)、Ethernetポート、電源/ファンアラーム出力を標準搭載
- オプションでRS-422 を最大4 系統、GPI入出力(24入出力)を最大2系統増設可能
- オプションにより電源の二重化が可能
- 内臓カラーバーを搭載
コントロールパネル
HVS-Q12はHVS-490用コントロールパネルに接続して操作可能。用途に合わせてHVS-491OU、HVS-492ROU、HVS-492OU、HVS-492WOUの4タイプから選択可能。
HVS-490用コントロールパネルはビデオ素材の種類やボタン機能別に点灯色を選べるRGBカラーボタンや素材表示用有機ELディスプレイ、コントロールパネル上に搭載した7インチのタッチパネルGUI、ソース名表示、マクロ名表示などで操作性を向上させることにより、正確な運用をサポート。各種設定はXYZの3軸を持つジョイスティック、つまみ、キーパッドによる直接入力も可能。また、ユーザーボタンは多彩な機能のフリーアサインが可能で、コントロールパネルの要所に配置。SDカード使用時には、設定ファイル、スチルデータのLOAD、SAVEが可能。
HVS-491OU

HVS-492ROU

HVS-492OU

HVS-492WOU

オプション

拡張基板
- - HVS-Q12IO:SDI入出力拡張基板*1
- HVS-Q12ME:M/E拡張基板*2
- HVS-Q12FLX:FLEXaKEY拡張基板*2
- HVS-Q12EXTIF:外部I/F拡張基板 - - HVS-100DI-A:4チャンネルデジタル入力基板*3
- HVS-100DO:2チャンネルデジタル出力基板*3
- HVS-NIF:NDI I/F 基板*3
- HVS-DNT:Danteオーディオ基板*3
*1 12G-SDIで使用する場合、スロット4の入出力基板は奇数のみ12G対応になります。スロット2とスロット3は全ての入出力が12Gに対応します。
*2 HVS-Q12MEとHVS-Q12FLXはフロントから搭載
*3 HVS-100DI-A/100DO/NIF/DNTは最大3枚搭載可能で、混在も可能。
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ソフトウェア
- HVS-Q12MV1:MV 拡張ソフトオプション (MV3)
- HVS-Q12MV2:MV 拡張ソフトオプション (MV4)
- HVS-Q12UHD:UHDソフトオプション
(12G-SDI対応)
- HVS-Q12CNV:変換ソフトオプション
(HD/4K変換、SDR/HDR変換、色域変換) -
コントロールパネル
- HVS-492OU
- HVS-492WOU
- HVS-491OU
- HVS-492ROU
その他
- HVS-Q12PSM:HVS-Q12用リダンダント電源ユニット
- HVS-Q12SSD:SSDオプション(クリップ、スチル、ログ用)
- HVS-AUX16A/32A/64A/16B/16C/16D:オグジュアリーユニット (イーサネットLAN 接続)
- HVS-TALR32:リレータイプタリーユニット (RS-422 接続)