※ 記載内容は、2025年4月現在のものです。記載された内容は、予告なく変更される場合があります。
ソフトウェアベース機能統合型ライブ制作ソリューション
MoIPシステム内にて、ソフトウェアデファインドアーキテクチャーによる柔軟なシステム構築と効率的な運用を実現する、ソフトウェアベース機能統合型ライブ制作ソリューション。幅広い朋栄製品の機能をソフトウェア化しひとつの筐体へ集約し、柔軟なシステム構築と運用を直感的ワークフローUIで実現。
3つのポイント
- 自由で柔軟なシステム構築と効率的な運用が可能にする、Studio in a box コンセプト
様々な朋栄製品の持つ機能をソフトウェア化し、ひとつの箱 - 筐体(共通プラットフォーム)に集約。ソフトウェア化した個々の機能はNodeと定義され、直感的なWeb GUI操作でNodeを繋ぎ合わせて自由にシステムの構築、拡大、縮小が可能。運用/操作はWeb GUIの他、ハードパネルでも可能。
- Web GUI “Graph Editor”による柔軟なシステム構築と、従来のハードパネルによる運用
直感的な操作が可能なWeb GUI “Graph Editor”により、柔軟かつ視覚的にシステム構築が可能。また、全ての操作はリモートでも可能で、既存の朋栄スイッチャーコントロールパネル*を活用することで、現運用を大きく変えることなく導入可能。
* 実際に操作可能なパネルについてはお問い合わせください。
- Hi-RDS®環境内で活用することで、より高効率なリソースシェアを実現
MoIPシステム内で効率的なリソースシェアを実現し、マルチベンダー環境でも導入可能なHi-RDSにてリソースシェア対象として活用可能。ひとつの筐体で幅広い役割を担えるため、機器数を減らして生産性を上げ、Hi-RDSによるリソースシェアの高効率化と活用幅の拡大に貢献。
特長
- 効率的なシステム運用と費用対効果の向上
ソフトウェア化した機能を共通プラットフォームに集約して運用することで、機器数と機器間接続の削減による設備のシンプル化/効率化とコスト/労力の削減を実現。機能を効率的に運用することで稼働率を向上させ、無駄のない運用が可能。また、直感的な操作が可能なGUIも、効率的なシステム運用に貢献。
- 柔軟なシステム構築
柔軟なシステム構築/変更が可能なため、必要に応じたシステムの拡大/縮小が可能。複数構造のシステム稼働により、ひとつのシステムを様々な用途で使用可能。
- 自由度の高いオペレーション
Webブラウザーがあれば、場所を選ばずにすべての操作が可能。直感的なUIで誰でも、いつでも、どこからでも運用/管理/サポート/メンテナンスが可能。
- セキュアな環境
それぞれの機能をグループ化(Suite機能)し、そのグループごとにアクセス権限を管理することで複数システムのセキュアな運用が可能。
- 新たなビジネスチャンスの創出
柔軟なシステム構成により、既存システムの継続的な拡張/変更や新たなアプリケーション/サービスへのビジネス展開も可能にし、新サービスのテストや開発に貢献
Node
ソフトウェア化した機能の、メディア処理の基本単位。NodeをGraph Editorで繋ぎ合わせてパイプラインを構築し、柔軟なメディア処理を可能にする。運用に応じてシステムの変更/拡大/縮小が容易で、複数MoIPシステムにまたがって活用することも可能。また、ビデオスイッチャーNodeやオーディオミキサーNodeのように、Nodeの中に複数Nodeを持つものもある(Composite Node)。
Suite
Nodeをグループ化する機能。それぞれのユーザーにはRole(役割)が割り当てられ、SuiteはRoleごとにアクセス権限を管理する。ユーザーは自身のRoleがアクセス権限を持つSuiteのみにアクセスすることができる。
GUI
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Graph Editor GUI
直感的/視覚的な操作でシステム構築が可能なGUI。必要なNodeを選んで配置し、Node間の接続を変更することで自由なシステム構築/変更が可能。マウスオーバーでのリアルタイム動画プレビューや、ショートカットによるNodeとGUI間のスムーズな遷移も可能。
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Matrix GUI
システム階層内の各Node間の接続切り替えは、ベースバンドルーターやブロードキャストコントローラーと同様にマトリックス操作が可能。グルーピング機能により映像/音声/メタデータまたは映像/キーのペアを同時に切り替え可能。
ビデオスイッチャーNode
FOR-Aスイッチャーの映像合成エンジンとエフェクトをNodeとしてソフトウェア化し、スイッチャーNodeの内部構造も柔軟に変更可能。直感的な操作でNodeを組みわせて、複雑な合成やエフェクトの追加が可能。
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スイッチャーパネル GUI
ハードウェアパネルで可能な基本操作に対応した、簡易操作や障害時の補助やバックアップを目的としたパネル。ライブ映像のリターンフィードを見ながら遠隔操作が可能。
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Scene Editor GUI
クリック操作による直接的な出力画面のレイアウト調整や装飾、ドラッグ&ドロップによるレイヤー追加、レイヤーのグループ化、ビデオ処理フィルターによる装飾などが可能。
ハードウェアパネル接続
ソフトウェアパネルのみならずハードウェアパネルの接続も可能。操作に慣れたパネルを採用することで、運用負荷を軽減。
* 接続可能なハードパネルについてはお問い合わせください。
MV Node & Layout Editor
- HDシステムでも4K解像度でのMV出力が可能。
- LayoutEditorによる直感的で自由なレイアウト操作。
- 朋栄MVシリーズと同様の項目配置*。
- モニタリングモードではどこからでもシステム状態の確認が可能。
* 項目によって対応可能になるスケジュールは異なります。詳細はお問い合わせください。
クロマキーNode
- 表裏の色補正やキー合成が可能。
- カラーピック操作により、ブルースクリーン素材のフィードバックを確認しながらキー合成の色を選択することが可能。
メディアプレイヤーNode
- 内部コンテンツの選択/再生、録画映像のプレビュー。
- クリップのin/out点を設定し、新規クリップを生成。
- コンテンツはSuite機能によりアクセス制限をかけることができるため、安全なコンテンツ運用が可能。
オーディオミキサーNode
- スイッチャーNodeと同様のコンポジットNode。
- 外部Mixerシステムと運用する際にはEMG Mixerとして活用可能。
- メインミキサーにルーティングし、映像と同期したリターン信号を出力可能。
- 外部オーディオコンソールから制御可能。