屋内外のバーチャルスタジオ・RCGシステムにおいて必須の
カメラキャリブレーションを簡単かつ正確に実行
CGと実写の位置やサイズを合わせ、CGとカメラ映像のずれをなくすカメラキャリブレーションソフトウェアifCalib2。 ユーザーの皆様の声を取り入れながら開発され、バーチャル運用に最適化されたifCalibSTDの使い勝手はそのままに、ifCalib2は様々なCGレンダラーに対応できるよう単独のアプリケーションとして開発されました。幅広いバーチャルプロダクションの運用場面で活用いただけます。
主な特長
- キャリブレーション済みのトラッキングデータを出力可能
- 4系統までのキャリブレーションおよびトラッキングデータを出力可能
- トラッキングデータの入出力マトリクスを搭載、系統の組み換えが自由
- さまざまなCGレンダラーに対応可能
- レンズ歪補正に対応
- ポストプロダクション用にセンサーデータをタイムコード付きで保存可能
- カメラトラッキングシステムからのトラッキングデータに対し、FOV値、位置オフセットの調整機能搭載
- 複数トラッキングデータの合成機能
- キャリブレーション用CG描画機能(オプション)
ライセンス構成
- CGレンダラーによらず利用可能
- ProcessとControlの2つのラインセンスソフトウェアで構成
- ifCalib2 Proc:データ通信
- ifCalib2 Cont:ifCalib2 Procの設定実施(設定時のみ使用) - ifCalib2 Procは一つのライセンスで4系統までのキャリブレーションが可能
- ifCalib2 Proc/ifCalib2 Contは多対多構成が可能
※USBドングルライセンスはifCalib2 Proc、ifCalib2 Contにそれぞれ必要となりますが、まとめることも可能です。詳細はお問い合わせください。
使用するトラッキングデータ
- 対応トラッキングデータ:Radamec(Free-d) / Mo-sys F4 / 独自プロトコル
- トラッキングデータの入出力:RS-422 / ネットワーク経由(UDP)
システム構成例
優れたユーザインターフェース
レンズキャリブレーション
- レンズの持つ固有の視野角、ノーダルポイント、被写界深度等に合わせたキャリブレーションが可能
- 被写界深度に基づいたデフォーカス制御にも対応
- 独自のアルゴリズムと直感的な操作画面により、レンズのZoom、FocusにCGを連動させるための詳細な調整も短時間で合わせこむことが可能
位置オフセット設定
- センサーからの位置、角度データにオフセットをかけて実画像とマッチさせる
- 3つの座標系でオフセット管理が可能
各種調整
- 画面のアスペクト比、ディレイ、ユニットの単位(cm、m、ヤード、尺等)を設定
ifCalibSTDとのデータ連携について
ifCalibSTDにて作成したレンズデータは、変換ソフトを使用してifCalib2にて読込むことが可能です。詳細はお問い合わせください。
ifCalibSTDからの機能アップデートは下記の通りです。:
- Brainstormのプラグイン形態から単独のアプリケーションに変更。さまざまなCGレンダラーに対応可能
- レンズ歪補正に新たに対応 - ポストプロダクション用にタイムコード付きでデータ保存する機能を追加