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4K/HD ビデオスイッチャー

HVS-6000/
6000M

希望小売価格:17,940,000円(税別)

全ての入出力が12G-SDIに対応し、全プロセスにおいて4K処理が可能となるよう新たに設計されたHVS-6000/6000M。HDビデオスイッチャーHVS-2000でのHD運用時の機能や操作性をそのままに4K (UHD) 運用が可能。4K(UHD)/HDのいずれの運用においても、同一の入力数、M/E数、キーヤー数での利用を実現。オプションによりIP入出力にも対応可能。

主な特長

すべての入出力が12G-SDIに対応

4K制作環境をこれまでと同じ配線数や位相管理、調整方法、耐障害設計で構築・運用できます。既設HD設備との高い互換性を保ちつつ、4Kへの切り替え運用やサイマル制作など、機材と運用の両面からスムーズな移行をサポートします

IP入出力に対応(オプション)

最大80入力に対応可能なため、8K映像を扱う場合にも十分な入力数を確保します。Video over IP 拡張カード HVS-6000IP-8IO*を使用することにより、SDI入出力とIP入出力の混在が可能。HVS-6000IP-8IO*は、カード1枚にSFP28(25GbE)8ポートを搭載し、8系統の4K非圧縮映像のIP入出力をサポート。
* 将来対応予定

4Kで3M/E + 4DSK、80入力32出力または64入力48出力が可能

HVS-6000は、標準構成では24入力/24出力、16AUX出力の2M/Eビデオスイッチャーとして提供されます。12RUの筐体に入力用スロット5基と入出力用スロット2基を持ち、8系統単位で入出力を増設可能です。また、M/E用スロットへM/E機能拡張カードを追加することで、最大80入力/32出力または64入力/48出力の3M/E + 4DSKビデオスイッチャーへ拡張できます。

様々な運用スタイルに合ったGUI

コントロールパネルには小型GUI(7インチディズプレイ)を標準搭載しています。外部モニターに接続すればタッチ操作可能な大型GUIの表示も可能です。必要なパラメーターを一覧表示させながら素早く設定を変更できるため、編集時間の短縮に役立ちます。また、Webブラウザー(Chrome)で本体にアクセスすると、携帯・タブレットからでも簡易オペレーションが可能なGUIパネルを表示し操作が可能です。STILL映像の切替えやタブレットで加工したPNGファイル(アルファチャネル付き)のアップロードも可能です。パスワードロックにより運用面でのセキュリティーも確保しています。さらにスイッチャーを含む外部機器の操作まで1つのGUIに集約しワンマンオペレーションを助けるソフトウェア製品GearLinkとの相性も抜群です。

 入出力のコンバート機能

全入力にHDから4Kへのアップコンバート機能*を搭載可能。また全AUX出力に4KからHDへのダウンコンバート機能*も搭載可能です。既設HDシステムとの親和性を高め、サイマル出力や並列・切り替え運用など、4Kシステムへのスムーズな移行をサポートします。
*オプション

各M/E列にセカンダリーM/E、4キーヤーおよび3D DVEを標準搭載

キーヤーはM/Eあたり4つ搭載。その全てが同一仕様でフル機能に加え、高画質な2D DVEを使用することが可能です。 BKGDには3D DVEを搭載し、HD同様の3D DVEトランジションが可能です。セカンダリーM/E機能は、HD/4Kどちらでも利用が可能です。

豊富なバス出力

M/E出力は、M/E スロットから直接出力している 4 系統とリエントリーの8系統が存在し、それぞれ独立した設定が可能です。BKGD の選択から合成するキーヤー の数まで自由に設定できます。また、使用していないキーヤーとセカンダリーM/Eを利用して、再撮影送り向けのM/Eを作るなど、3M/E 以上の運用が可能です。

実用的なビデオメモリー機能

全てのSTILL、CLIPで使用するビデオRAM内のデータは、内蔵のストレージ に自動でバックアップされます。映像をキャプチャーするごとにビデオ RAM 内に順次保存する機能も搭載しています。保存された データは電源起動時に自動復元されるため、素材を再読み込みする必要がなく効率的な運用を実現します。

4種類のコントロールパネル

HVS-2000用のメインコントロールパネルを利用することができます。ラックサイズのHVS-2120ROU、2列タイプのHVS-2240OUA、3列タイプのHVS-3320OU、発注時にボタン数や列数、フェーダーの配置を変更することができるHVS-3355OUの4種類を用意しています。 ビデオ素材の種類やボタン機能別に点灯色を選べるRGBカラーボタンや、コントロールパネルに搭載したタッチパネルで操作可能なGUIメニュー、キー / マクロバスのマクロ名表示などで操作性を向上させることにより、正確な運用をサポートします。XYZの3軸を持つジョイスティック、つまみ、キーパッドによる直接入力も可能です。また、タッチパネル付き外部モニターを接続すれば、大型GUIを表示しながら操作することも可能です。ユーザーボタンは多彩な機能のフリーアサインが可能で、コントロールパネルの要所に配置しています。

安定性と柔軟性を備えたシステム

本体とパネルの接続はリアルタイム制御とデータ送受信を分離し、安定した操作性を確保しています。シリアルポートも6系統搭載し、OTCの現用・予備接続から、ルーターとの連動、バーチャル、周辺機器の同期制御接続も独立して同時に行えます。また、IPネットワーク上に制御を構築することも可能です。タリーはRED、GREENの他に24系統の演算結果を生成します。外部からのタリー入力を受け入れて内部タリー演算に加える、などのシステム運用も可能。システムに一時的に機材を追加する際にも、制御やタリーを含め柔軟に対応します。

耐障害性に優れた設計

本体の電源ユニットと、INPUT、OUTPUT、M/E、MTX、CPU、GENLOCKなどの各基板はスロット挿しで交換が可能な構造となっています。コントロールパネルでは、GUI操作とそれ以外の操作(ボタン操作やフェーダー操作)を別のCPUで処理しており、GUI障害時にも継続運用が可能です。また、外部PCにGUIソフトウェアをインストールしておけば、障害時用のバックアップとして利用可能です。加えてHVS-3355OUでは、LINE、AUX、Control、Touch Panelなどの製品を構成するユニット各々で電源をリダンダント化可能です。スイッチャー障害時にはLINEユニット内の独立した CPUから専用接続を通してMFRルーターの制御を行えます(エマージェンシー機能)。LINEユニットの複数列は各々が独立しておりバックアップとしても機能します。エマージェンシー機能時のボタンアサインはSHIFTバス面を含めてスイッチャーバスのアサイン変更に連動するので、スムーズで安全なエマージェンシー運用への移行が可能です。

  • 上記に記載の内容はHVS-6000の仕様です。

ラインアップ

HVS-6000

  • 標準2M/E、オプションにより3M/E + 4DSKに拡張可能
  • 12G-SDI最大 80入力32出力または64入力48出力
  • 12 RU

HVS-6000M

  • 2M/E
  • 12G-SDI最大 32入力24出力
  • 7 RU