Re-defining Media Archive Workflows
メディアアーカイブワークフローを再定義する。
LTR-100HS/120HSは、LTO (Linear Tape Open) ドライブを搭載したビデオアーカイブレコーダです。
テラバイトクラスの圧倒的な記録容量とLTFSファイルシステムの採用により、素材/番組交換用のメディアとしての活用が可能です。
また、HD/SD-SDI入出力、放送品質コーデック、MXF (OP-1a) ラッピング/アンラッピング機能など多数の機能を搭載。LTOに記録されたMXFファイルはノンリニア編集システム等での利用も可能です。
LTRシリーズのみでアーカイブシステムを構築
- 映像アーカイブワークフローを再定義:インジェスト、配信、アーカイブ、再利用の一連の流れを一台で実現
- 大規模なファイルサーバを用意する必要がなく、シンプルかつ高いコストパフォーマンス
- システム運用に必要な運用保守の軽減に貢献
LTO*1」による長時間記録、高信頼性、汎用性の提供
- 圧倒的な大容量(最大2.5TB*)かつコンパクトなメディアのため、保存スペースの削減に貢献
- 1本で最大80時間*以上の長時間記録に対応
- オープンな規格、高い汎用性、高い保存性
- 安全で安価なメディアのため素材交換メディアとしても最適
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ビデオ機器でありながらIT機器の利便性を融合
- プロキシファイル生成やサムネイル生成、メタデータ入力など、ファイルベースに必要不可欠な要素を標準搭載
- ファイルシステムLTFS*2:素材交換メディアとしてPC上からのファイル読み書きが可能
- FTP機能:FTPサーバとして動作、FTP経由でLTO上の任意のファイルを読み書き
- パーシャルリトリーブ:LTOテープ上のMXFファイルの指定範囲を取り出し、ノンリニア編集ソフトでの再利用を効率化
- インジェスト時にプロキシファイルを同時生成:メディアマネジメントシステムへのプロキシファイル自動転送などシステム連携もサポート
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LTRブラウザ(オプション)
- PC上からLTR/LTSシリーズにマウントされているLTOテープにアクセスするためのリモートソフトウェア(Win用/Mac用あり)
- 主な機能:ファイルの入出力、メタデータ付与・修正、プロキシ映像を見ながらのパーシャルリトリーブ指示など
LTR-100HS連続収録機能(オプション・LTR-100HSのみ)
- 24時間を超える連続録画、LTOをまたいだ連続録画が可能
- LTOにはMXFファイル形式で書き込まれるため、再利用が容易
- 指定時刻からの再生、同一LTO内での指定時間範囲の切り出しMXF出力が可能
- 収録中のMXFファイルを外部のNASに出力し、ノンリニア編集ソフトで追い掛け編集が可能
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VTRのような使用感とコンパクトデザイン
- VTRライクなフロントパネルを搭載、各種ボタン、Jog/Shuttle、液晶画面など操作性を重視
- RECボタンとPLAYボタンを押すだけでインジェスト可能
- Jog/Shuttle操作や早送り、巻戻しなどのトリック操作が可能(内蔵HDDキャッシュデータのみ)
- コンパクトな3RUハーフラックサイズ
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映像品質とコンテンツの安全性を重視
- MXF OP-1a、LTO、LTFSなどオープンテクノロジを採用することで映像素材の後世への継承を考慮
- 放送品質ビデオコーデックを搭載、高品質での映像記録(LTR-100HS: MPEG-2, LTR-120HS: AVC-Intra/DVCPRO)
- テープメディアという使い慣れたメディアとしての安心感を提供
- 大切なデータを安全に書き込むためのチェック機能(Read While Write機能)
システム構築のための拡張性
- RS-422:外部VTRコントロール (録画時)
- ギガビットイーサネット:ファイル入出力
- USB2.0:バーコードリーダ、キーボード接続
- リモートAPI:他のシステムやソフトウェアからLAN経由で遠隔制御するためのAP(I 詳細はお問い合わせください)
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*1:LTOとは?
Linear Tape Openの略。IBM社、Hewlett-Packard社、Seagate Technology社の3社が共同で策定した磁気テープ記憶装置の規格。第5世代のLTO-5規格は、非圧縮時1.5TB、第6世代のLTO-6規格は非圧縮時2.5TBの容量を持つ。
*2:LTFSとは?
Linear Tape File Systemの略。インデックスデータからLTOテープ内のファイル情報を確認できるようになり、外部ストレージ同様にLTO内の個々のファイルを個別に読み出し/書き込み可能とする。