多機能のさらなる深化、驚愕のコストパフォーマンス
HVS-100/110は、好評を博したHVS-300HSの多彩な機能と特徴を継承・発展させた、コストパフォーマンスの高いポータブルビデオスイッチャーです。
HVS-300HS譲りのHDとSDの混在入力機能、フレームシンクロナイザー、リサイズエンジン、2.5Dワイプエフェクト、DVE、クロマキーヤー、DSKなどを搭載。さらにHVS-100/110はWebサーバーを内蔵し、PCやタブレット端末からの各種設定変更を可能にしました。 スチルストアーに新たに搭載されたクリップメモリーはCGワイプなどの演出効果をサポートし、マルチビューワーは多様なモニタリングニーズに対応します。
HVS-100/110で、ライブ、イベント、スポーツなどの会場、ニューススタジオ、中継車、編集室、プレゼンテーション会場など、さまざまな現場でのニーズに応えます。HVS-100/110、映像クリエーターの想像力を具現化するための最良のツールを、ぜひあなたご自身で実感してください。
新バージョンで新機能を追加
主な機能強化点
- 1080/29.97p, 25p, 23.98p, 24pの4K Square Division (SQD)信号に対応
- 1080/59.94p, 50pのLevel-B信号入力に対応
- オーディオ付きクリップをサポート
- マルチビューワーでボーダ(枠)非表示と4Kモードレイアウトをサポート
- マルチビューワーの分割パターンを8種類から20種類へ大幅に強化
- VDCP Over IPプロトコルに対応
- DSK-400を外付けキーヤーとして制御可能
- HVS-1OOPCIオプションが1080/29.97p, 25p, 24p, 23.98pに対応
- HVS-100PCOオプションが1080/29.97p, 25p, 24p, 23.98pに対応するとともに、
1080/59.94p, 50pフォーマット時にもPC解像度出力をサポート
バージョンアップのご希望など、詳しくは弊社営業または販売代理店までお問い合わせください。
製品ラインナップ
HVS-100/110は、本体・コントロールパネル分離型モデル*1と、コンパクトな一体型モデル*2の2ラインナップにより幅広い用途や運用形態に対応します。
HVS-100:本体・コントロールパネル分離型
HVS-100(下)とHVS-100OU(上)
プロフェッショナルのためのコントロールパネルには、本格的なバスボタンや、AUXボタン、フェーダーコントローラー、各種機能をワンタッチでコントロールできるダイレクトボタンなどを熟練オペレーターのノウハウに基づきレイアウト。本体には、オプションのリダンダント電源ユニットや各種入出力カードの増設が可能なため、拡張性にも優れています。
HVS-110:本体・コントロールパネル一体型
HVS-100とほぼ同じ操作性を備えながらも、持ち出し可能なコンパクトビデオスイッチャー。拡張の必要を感じさせない充実したビデオ入出力を搭載し、小型中継車や中継ヘリコプターに持ち込んでの使用に最適。ポータブルモデルながらも、オプションのACアダプターを用いて電源のリダンダント化も可能です。
選ばれる理由
1.小型、高機能、低価格。かつてないコストパフォーマンス
コンパクトな筐体内にコンパクトスイッチャーの概念を覆す数々の機能を搭載。それでいて従来機種よりも更なる低価格化を実現。小型、高機能、低価格。そして高性能。さらには、放送、中継、ライブ、イベント、学校、プレゼンテーションなど場所を選ばない汎用性。HVS-100/110は、かつてないコストパフォーマンスを実現した、究極のビデオスイッチャーです。
2.非同期入力可。全入力にフレームシンクロナイザー搭載
同期入力のないカメラ、PCなど、様々な機器が接続されることを想定し、フレームシンクロナイザーを全入力に搭載 (HVS-100)。外部に機器を用意することなく信号を入力することが可能です。また、ビデオレベルや色相など信号の補正が必要な場合にもプロセス回路を使って簡単に補正が可能。とにかく無駄のない、シンプルなシステム構築が可能です。
3.洗練されたGUI。タブレットやPCからの制御に標準対応
HVS-100/110では、コントロールパネル以外からの制御もご提供します。タブレットやスマートフォン、PC等からWEBブラウザー経由でのコントロールが可能です。コントロールパネルの使いやすさをそのまま反映したGUIにより、ストリーム映像を見ながらパネルの操作感を損なうことなく制御が可能です。また、3台まで同時接続、同時オペレーションも可能です。
4.拡大、縮小、エフェクトも自由自在。DVE付きキーヤー/DSK
2系統のキーヤー、2系統のDSKにはそれぞれ専用のDVEを搭載。拡大、縮小、エフェクトを個別に設定できます。また、朋栄のバーチャルスタジオソリューションで実績のあるMBP-100CKの強力なクロマキー機能をHVS-100/110シリーズ内に移植。いずれか1系統にアサインすることができます。外付けクロマキーを用意せずとも本格的な合成を実現します。
5.静止画だけでなく動画も記録。スチルストアー
2系統のスチルストアーには静止画のキャプチャー機能、USBメモリーやLAN経由での静止画取り込み機能を搭載。さらに、静止画だけでなく映像の録画機能、連番ファイルの再生機能も搭載しています。小型ビデオスイッチャーでありながらCGワイプメニューも標準搭載。ワイプ動作に連動したCG動作により、シーン転換に欠かせないCGワイプを簡単に演出できます。
6.多機能かつ多彩。モニタリングに便利なマルチビューワー
ビデオスイッチャーにマルチビューワー機能を初めて搭載したのは朋栄のHANABIシリーズでした。いまでは欠かすことのできない機能となっています。HVS-100/110では2/4/5/7/9/10/11/14/15/16と多彩な分割表示が可能なマルチビューワーを搭載。入力映像だけでなく出力映像のモニタリングが可能なほか、タイトル、タリー、オーディオレベル表示など本格的な機能を搭載しています。
7.マルチモニター演出に最適。アドバンスドAUX
HVS-100/110のAUX出力はモニタリング用途だけに利用するものではありません。PGMだけでなく、AUX出力に対してもDSKのアサインが可能です。また、キーをスーパーしたままバックの映像をディソルブすることが可能です。AUXの概念を超えたアドバンスドAUXにより、複数のビデオスイッチャーを使わなければ実現できなかったマルチモニター演出をHVS-100/110 1台で実現します。
8イベントの読み出しにも演出を。補間機能付きイベントメモリー
キーヤーやDVEの設定をはじめ、現状のパラメーターをイベントメモリとして最大100パターン保存できます。画面がどのような状態になっていても、イベントメモリーを読み出すことで設定した状態を即座に再現できます。また、イベント読み出し時にパラメーターの補間機能を搭載。通常ならシーケンスを組まなければできないような複雑な切り替え操作も簡単に実現できます。
9操作手順、タイミングをそのまま再現。強力なマクロ機能
HVS-100/110は強力なマクロ機能を搭載しました。パネル操作の手順の記録だけでなく、ボタンを押すタイミングまでマクロとして保存することができます。リハーサル時に設定しておけば、本番ではボタンひとつ押すだけで全く同じタイミングで全く同じ動作を行うことも可能です。失敗の許されないスイッチングの現場で活躍してくれる機能となることは間違いありません。
10もしもの時に備えて。二重化電源オプション
小型スイッチャーだからといって耐障害性にも手を抜きません。HVS-100/110で使用している各種ボタン、電源ユニットやファンなどの消耗部品は厳しい品質管理をクリアしたものを採用しています。さらに、HVS-100/110ともにリダンダント電源の追加実装が可能です。HVS-100ではコントロールパネルにもリダンダント電源を用意。もしもの場合の電源障害による事故を未然に防ぎます。
11様々な入出力環境に対応。各種入出力カード (HVS-100のみ)
HVS-100には3つの拡張スロットを用意。HD/SD-SDI入出力の増設や、アナログコンポジット/コンポーネント、アナログRGB/HDMIといった各種入出力に対応した拡張カードを準備しています。必要な入出力を追加実装することで、外部にコンバーター等を用意せずとも現場の状況にあわせて柔軟性の高いシステムアップが可能です。