活用事例

株式会社福岡放送様より回線センターシステムを受注

採用事例
株式会社福岡放送様より回線センターシステムを受注

将来4K/12G-SDI環境へ対応可能なシステムを想定し設計


2018年7月4日
株式会社朋栄
東京都渋谷区恵比寿3-8-1

株式会社朋栄(代表取締役社長:清原克明、本社:東京都渋谷区)はこのほど、株式会社福岡放送様(福岡市中央区)より、各種映像素材を局内へ分配する回線センターシステムを受注いたしました。福岡放送様では、2019年夏に新しい回線センターシステムへと更新を行い、順次稼働させる予定です。

MFR-6000

■HDシステムとして運用しながら4Kにも移行可能な12G-SDI対応製品を選択
回線センターシステムの更新にあたり福岡放送様では、将来の4K制作を見据えながら、各種映像素材を取り扱えるように設計を行いました。現行のHDシステムのワークフローを変更することなく、システムの中核となる機材を12G-SDIに対応可能なものを選択しておくことで、将来4K制作を開始した際にもHDと同様の入出力数を確保できるようにしています。これにより、新しい回線センターシステムが稼働してからも、必要な時期に4K制作環境に対応していくことが可能になりました。

福岡放送様の4K対応の回線センターシステムには、12G-SDI対応製品として、中核となるルーティングスイッチャーにMFR-6000、マルチパーパスシグナルプロセッサーFA-9600、マルチビューワーMV-4310が採用されました。各種モジュール製品を組み込むユニバーサルシステムフレームについても、12G-SDI対応モジュールを挿入可能なUSF-212ASを採用しています。

FA-9600

ルーティングスイッチャーMFR-6000は、12G-SDIにて144入力x144出力のマトリクス構成を実現しています。CPU、電源の2重化のほか、本体の冗長化により安定した運用を可能にしています。信号処理において、4K/HDのサイマル運用が可能なFA-9600は、HDRや広色域など将来の4K制作に必要な信号処理への対応を可能にしています。マルチビューワーMV-4310は、12G-SDIにて最大15系統の映像を入力可能、HDR/SDR簡易変換機能を使用することにより、SDRモニターでモニタリングする時においても、HLG方式のHDR映像を正しい色味でモニタリングすることが可能です。

福岡放送様は新しい回線センターシステムをHD制作で活用しながら、将来の4K制作に向け、スムーズに環境を移行できるよう取り組んでいく予定です。

【福岡放送様の回線センターシステムに導入される主な朋栄製品】
ルーティングスイッチャーMFR-6000 (144入力x144出力)、マルチビューワーMV-4310、マルチパーパスシグナルプロセッサーFA-9600、ユニバーサルシステムフレームUSF-212ASおよび各種モジュール製品、デュアルチャネルシグナルプロセッサーFA-9500、マルチチャネルシグナルプロセッサーFA-505、小型ビデオスイッチャーHVS-100など。

■朋栄の12G-SDI製品について
朋栄の12G-SDI各製品には、ビデオスイッチャーHVS-6000/HVS-600M/HVS-1200、ルーティングスイッチャーMFR-6000/MFR-4000、シグナルプロセッサーFA-9600、マルチビューワーMV-4000シリーズ、アップ/ダウンコンバーターUSF-106UDC-12Gをはじめとする各種モジュール製品などがあります。今回採用いただいた各種製品は、来たる7月5日~6日に福岡国際センターにて開催される九州放送機器展2018にて展示されます。

新製品に関するお問い合せ

株式会社朋栄 国内営業本部
TEL:03-3446-3121 FAX:03-3446-4451
E-mail: sales@for-a.co.jp