4K運用でHD運用同様の操作性を実現
4Kで最大3M/E、最大80入力/32出力が可能なHVS-6000と、2M/E、32入力24出力が可能なHVS-6000M。全ての入出力を12G-SDIに対応させ、全プロセスにおいて4K処理が可能となるよう新たに設計し、HD運用時の機能や操作性を4K (UHD)運用でもそのまま活かすことが可能。4K(UHD)/HDのいずれの運用においても、同一の入力数、M/E数、キーヤー数での利用を実現している。将来必要になるIP入出力対応やHDRなどの機能拡張性も持たせており、次世代環境へのステップアップにも対応できるフラッグシップモデル。
12G-SDI入出力に対応したコンパクトスイッチャー
HVS-100/110やHVS-490の機能・操作性を継承しながら、全入力にフレームシンクロナイザー機能を標準搭載し、12G-SDI入出力に標準対応した。HVS-390HS、HVS-2000、HVS-490に搭載されてきたMELite™は、AUXトランジション機能を進化させることでM/E列の前段にも配置でき、コンパクトなHVS-1200において、4K(UHD)で2M/E相当、HDでは6M/E相当の運用を可能にしている。最大16分割表示が可能なマルチビューワー機能を標準で2系統搭載しており、省スペースでの4K運用を可能にしている。コントロールパネルは、HVS-490シリーズのコントロールパネルを活用できる。
ライブ制作に幅広く活用可能な4K対応スイッチャー
HVS-2000とHVS-390HSの開発思想を継承した4K対応が可能な2M/Eビデオスイッチャー。MELite™を活用することで6M/E相当の運用が可能になる。さらに、FLEXaKEY™、2.5D DVEを組み合わせれば、最大12キーヤーでの合成を含む多彩な演出を実現可能。最大16分割表示が可能なマルチビューワー機能を3系統搭載。HDMI 2.0 LEVEL B出力を活用することで、マルチビューワー3系統とPGM出力を4Kモニター1画面に表示でき、ライブイベントや中継車などさまざまな用途に対応可能。オプションにより、Quad Link 3G-SDIを利用した4Kビデオスイッチャーとしても活用可能。
4K制作時代を見据えたフラッグシップモデル
HANABIシリーズのフラッグシップモデルとして開発。コントロールパネルは専用設計の各種パネルのほか、既存のHVS-390シリーズのパネルも利用することができ、操作面の多様性にも柔軟に対応する。また、MELite™、FLEXaKEY™、P-MEM™、ONStage™、Midas Touch™など、スイッチャーの性能を最大限発揮するための便利な機能を搭載している。発売当初は2M/Eのみだったが、その後3M/E拡張オプションを発表、さらには4Kフォーマットへの対応や4K 2SIに対応した3D DVEなど、時代の変化に合わせた進化を続けている。
コンパクトスイッチャーの究極形を目指して
HVS-300シリーズで培ったノウハウをさらに次の次元へと高めるべく、新HANABIシリーズの開発に着手。より小型化、より高機能に、よりコストダウンを実現すべく、回路、プログラムを一から見直したモデル。HVS-300シリーズを継承した本体、コントロールパネルの分離型モデルのほか、本体、コントロールパネルの一体型モデルも同時に開発。発表以来、非常に多くの反響を頂いている。また、来るべき4K時代に向け、4Kスイッチャーへのアップグレードも用意。その機能、性能はご自身でご確認いただきたい。
AUXの新たな使い方「Mini M/E」
HVS-300シリーズとして進化してきた最終形。1M/E、2M/Eモデルを選択可能で複数のコントロールパネルから選択が可能。動画メモリなど、高機能化を実現しているが、最も進化した点はMini M/E機能。AUXに対しDSKのアサインが可能な点とWIPE、MIXエフェクトが可能な点を活かし、PGM以外の出力にも演出効果を行えるようになった。ライブイベント時の大画面送出、番組内の再撮モニタ、セカンドスクリーン展開時のテロップ表示変更など、1台のスイッチャーでは実現が難しかった演出を簡単に行える。
死角なし、小型スイッチャーの概念を変える
HANABIシリーズの更なる飛躍を目指し、徹底的な小型化、徹底的な高機能、徹底的なコストダウンを目標に開発着手。HD/SD混在入力、フレームシンクロナイザ内蔵、リサイズエンジン搭載、P-in-P回路、マルチビューワといった各種機能のほか、SDIだけでなく、アナログ、PCの入出力オプションも用意するなど、死角のない、小型スイッチャーの概念を変えたと言っても過言ではない製品。
世界で活躍するビデオスイッチャーを目指して
全入出力SDI仕様のビデオスイッチャーHANABI の開発がスタート。スイッチャーには大別すると編集用,ライブ用の2タイプがある。当時はノンリニアが進出し始めた時期でもあり、編集用の需要は減っていく可能性があるが、ライブ用は一番効率の良い制作手法であり今後も続くと予測し、ライブスイッチャーとして開発を進めた。ライブ用ということで外形寸法には特に拘り、HDスイッチャーにおいては世界最小(3U)のメインユニットを目指した。このサイズでDVE内蔵を実現するべく、ハガキサイズのHD/SDスイッチャブルDVE基板の開発に着手。苦心しながらも従来の常識を覆す超小型DVEの開発に成功した。
HANABIという名前の由来だが、日本の伝統文化である花火は、江戸時代に家康が甲府で打ち上げた後わずか数百年で全世界に伝わったことにあやかり、ビデオスイッチャーとして短期に全世界でメジャーになるという思いが込められている。
世界初のコンポーネントスイッチャーの開発
朋栄最初のスイッチャーの販売開始。世界初のコンポーネントスイッチャー。
映像システムの核となるビデオスイッチャーの開発について、アメリカ市場から強い要望があり、アメリカ人技術者2名を中心とした開発プロジェクトを発足。当時はアナログコンポーネント技術が熟成された分野ではなく、周辺機器が市場に出回っていない、制作費がアナログコンポジット方式に比べて3倍もかかる、性能の測定評価するための計測器が市販されていない等の障害があった。ローコスト化や測定器の自社開発、コンポーネント処理技術の開発を行い、2年余を費やして製品化。大々的にIBCで発表し、大きな反響を得た。