手のひらサイズで中継先でもスタジオでも利用可能
元素材の映像に手軽にグラフィックスを追加したいという要望に応える手のひらサイズのコンパクトキャラクタージェネレーター。朋栄が英InSync Technology社と共同で開発し、ソフトウェアと出力ボックスというシンプルな構成で持ち運びやすさと直感的な使いやすさを追及。多国籍言語が混在したテロップ表示やテキストのロール/ クロール表示に対応。時間表示は現在時刻/経過時間/残時間の表示を選択可能。動画制作やライブ配信での、スポンサーロゴの追加や、「Live」などのアニメーショングラフィックスの追加、スポーツ系制作での、試合経過時間表示などに活用可能。
シンプルな運用で4K対応
ユーザーから寄せられる多くの要望に真摯に向き合い、多様化する運用スタイルに合わせて進化を続けるスタンドアロン型キャラクタージェネレーター。作画から4K出力まで、HDテロップシステムと同等の操作性で運用することが可能。HDモードでは、1台で異なる2系統のHD送出や、1系統で入力プレビューをしながらもう1系統でオンエア管理のテロップ送出が可能。各種NLEとの連携や簡易ビデオサーバーとして動画送出、3Dテロップ送出など充実した送出機能を搭載している。
VRCAM2の機能と、SmartDirectRCGの機能を組み合わせた新たなシステムとして設計
1台のワークステーションで、バーチャルスタジオ運用とリアルタイムCG運用を実現。固定カメラでもカメラワークをしているかのような運用が可能だったバーチャルカメラの演出に加え、テンプレートCGを活用したコンテンツ作成や送出制御に対応。
テロップ送出だけでなく動画送出にも対応
専用ハードウェアを使用することで、高度な安定性と堅牢性を両立させた、3Uサイズのテロップ送出機。テロップ送出機能に加えて、動画送出機能、ミキサー機能を2系統搭載(4Kモデルは1系統搭載)。動画へのスーパーインポーズや3Dテロップ合成も可能。4Kモデルは、Quad Link 3G-SDIモデルと、12G-SDI対応モデルを設定している。
クロスメディア放送に向け新たな環境を提供
高度なセンサー連動システムから安価なセンサーレスシステムまで幅広く対応できるよう設計されたリアルタイム3Dグラフィックシステム。複数の入力ソースに対応し、各映像入力から3次元情報を再生成、より自然な実写とCGの合成が可能。
リアルタイムの要求に応える柔軟なツール
ブロードキャストクオリティの3Dリアルタイムグラフィックスソフトウェア。オープンアーキテクチャにより、バーチャル、RCG、プレゼン、ビジュアライゼーション、プリビズ、教育など、多種多様なアプリケーションに柔軟に対応。
クロマキーに影をつける、逆転の発想
バーチャルスタジオには欠かせない装置に合成用のクロマキーヤがある。色の差異を利用して人物だけを抜き出して合成することが可能となるが、その原理ゆえ、映像合成時の接地感や不自然さをなくすには高度な技術が必要となる。この課題を解決すべく、逆転の発想で3Dグラフィックス技術を使用して、合成した人物の影を背景映像に合わせリアルタイムに作成する装置を開発。人物の動きに合わせて変化する影を独自のアルゴリズムで計算して生成する。これにより、合成時の違和感は大幅に解消され、より自然な映像をお届けすることが可能となった。
クロマキーに影をつける、逆転の発想
バーチャルスタジオには欠かせない装置に合成用のクロマキーヤがある。色の差異を利用して人物だけを抜き出して合成することが可能となるが、その原理ゆえ、映像合成時の接地感や不自然さをなくすには高度な技術が必要となる。この課題を解決すべく、逆転の発想で3Dグラフィックス技術を使用して、合成した人物の影を背景映像に合わせリアルタイムに作成する装置を開発。人物の動きに合わせて変化する影を独自のアルゴリズムで計算して生成する。これにより、合成時の違和感は大幅に解消され、より自然な映像をお届けすることが可能となった。
バーチャルシステムをもっと手軽に
誰でも簡単にスタジオ運用ができるプロダクションシステムとして開発。シナリオ制作、プレイリスト、テロップ、カメラスイッチングなど、コンテンツ制作に必要な様々な機能を搭載。さらに、バーチャルスタジオ機能やビデオスイッチャリンクを追加することで、より幅広い演出が可能な製品となった。
また、従来、大規模システムの導入やCG作成などを含む運用面でハードルが高いと思われがちだったリアルタイムCGを簡単に運用できるようにSmartDirect RCGを開発。
逆転の発想、バーチャルカメラ
世界的にもHDが普及し、バーチャルスタジオにもコストパフォーマンスの高い製品が要求されるようになった。バーチャルスタジオではカメラにセンサを取り付けることが必要不可欠であったが、セットアップの難しさや導入へのハードルの高さにも繋がっていた。そこで、逆転の発想で、カメラは動かさずに3D CGを動かすことで、その動きにカメラで撮影した人物を連動させればセンサは必要ないのでは、とのアイデアから誕生したのがVRCAMである。バーチャルカメラを動かすため、カメラマンは必要なく、完全なワンマンオペレートを実現することが可能な画期的なソリューションとなった。
3Dバーチャルは新たな次元へ
コンピュータの技術革新により、処理速度は年々向上し、3D演算能力も飛躍的にアップ。高額なスーパーコンピュータを用いずとも、HD解像度での3Dリアルタイム演算が可能になった。そこで、新たなパートナーとしてスペインBrainstorm社と協業し、PCワークステーションレベルで動作する3Dバーチャルシステムの開発に着手する。両社のコラボレーションにより、3DバーチャルシステムdigiStormが誕生した。
VWSが長野五輪に公式採用
冬期五輪開催が決定した長野にて、日本メーカとして表示システムに携わりたい、との想いから、選手成績や時計データをCG作画・表示するシステムの開発を進めた。海外を含め、数社との競合であったが、高速描画と安定性を小型システムで実現したことが評価され採用が決まった。約2年間、多数のスタッフが長野に通い詰め、五輪での運用を実現させた。開催中のテロップ運用は国内各放送局のスタッフで行われたことと、映像が国際映像として全世界に配信されたことにより、放送業界での朋栄の知名度は飛躍的に向上した。朋栄のテロップシステムが国内放送局に普及するきっかけとなった。
バーチャルスタジオの創世記
CG技術の発展により、リアルタイムでの描画が可能になって来た時代。CG側にカメラのパン、チルト、ズームの情報をフィードバックし、カメラの動作に合わせてCGを動かすことができれば、あたかも架空のスタジオで撮影しているかのような演出が可能になるのでは。このような発想から生まれた製品がバーチャルスタジオである。テロップに続き、番組制作に新たな表現手法を提供すべく、イスラエルORAD社との協業によりバーチャルスタジオの開発がスタートした。ただ、当時はリアルタイムに3D CGを動かすためには3D解像度であってもスーパーコンピュータの演算能力が必要であり、実現のための導入コスト、運用のハードルも非常に高いものであった。
コンピュータの新たな活用、電子テロップ開発へ
番組演出にテロップを用いることが一般化して来た一方で、テロップの合成には写植や手書き文字をカメラで撮影し、映像と合成するワークフローがまだまだ一般的であった。コンピュータグラフィックスによる描画性能が向上してきたことで、PC上で描画した文字をテロップとして用いるといった新たな手法も活用され始めていた。VTGシリーズから始まり、VTWシリーズ、FVWシリーズ、LGシリーズと、画面上に文字や画像を合成表示する装置を開発して来た朋栄として新たなステップに向かうべく、電子テロップの開発に着手した。そして誕生したのがVWS-100である。ただし、放送局の運用など、学ぶべき点は多く、VWSシリーズとして大きく進化するには、後に誕生するVWS-300の誕生を待たねばならなかった。
ロゴジェネレータは朋栄が考えた造語
当時、イタリアでは200局の放送局があり、各局の確認のために画面に局ロゴを表示する必要があったことから、需要に応えるべく開発に着手、LG-100が誕生した。ロゴジェネレータという名称は、当時、朋栄が考えた造語であるが、今では業界内で一般的な用語として定着している。
手書き文字を画面に、ビデオライタ
ビデオタイプライタの開発を行いながら、手書きの文字や記号を画面に表示できたら、しかも遠くに離れたところに手書きで意思表示できたら、という発想からビデオライタの開発がスタート。1977年、製品規模が大きく、高価であったライトペン先端の光検出装置と、まだ黎明期であったマイクロプロセッサを応用し、世界で初めてのフリーハンド描画装置FVW-900が完成。クイズ番組への採用など、テレビをご覧の方々にも馴染みのある製品となった。
キャラジェネの原点、ビデオタイプライタ誕生
ビデオタイマの開発から数年、画面上に数字や矢印等を表示する製品として、それぞれビデオタイマ、ビデオポインタを開発。しかし、画面上に文字を表示できる製品が無かった。そこで、テレビ画像の説明用にビデオタイプライタVTW-64なる製品の開発に着手。キーボードで入力した文字をリアルタイムに表示する装置を開発した。 その後、より多くの文字を表示したい、文字品位を良くしたい、小型化、他国語を入力したいとの要望に応えVTW-200を開発。当時普及しつつあったマイクロコンピュータを導入し、小型化を実現。メモリにはデータ記録用専用ICを使用し記憶文字数を増やした。小型化と簡単操作により、病院や空港等、多くの場所で採用され、ベストセラーとなった。朋栄のテロップ装置の原点とも言える製品である。
朋栄の原点、ビデオタイマ誕生
1971年、朋栄製品第一号となるVTG-32が発売。当時は文字はカメラで撮影してスイッチャで合成するという手法がとられていた。数字ならば機器で生成して表示できるのではないかと考えVTGシリーズの開発に着手、製品化を実現した。皆さんがテレビでよく見かける時刻表示の先駆けである。 その後も後継モデルの開発が進むものの、電源を入れ直すと必ず""00""時間の表示に戻ってしまう問題を抱えていた。これを改善し、実時間とずれの少ない時間表時、閏年自動計算を叶えたのが1983年に発売されたVTG-12である。キーとなった技術は、当時登場したばかりだったリアルタイムクロックICとそれを制御するマイクロプロセッサの存在だった。VTG-12の登場により朋栄のビデオタイマが更に業界に広まる結果となった。 その後も後継機種の開発は進み、2003年に発売を開始したVTG-15が現在も多くの方々に愛用されている製品となる。