記載内容は、2025年6月現在のものです。記載された内容は、予告なく変更される場合があります。
運用に合わせたシステム構築がソフトウェアベースで可能となるソフトウェアデファインドを実現
映像制作環境に必要な機能を1RU サイズのコンパクトな筐体に搭載し、多彩なインターフェースに対応したマルチチャンネルプロセッサー。 2K および4K に対応したフレームシンクロナイザーとしての基本機能に加え、カラーコレクター、ビデオプロセスアンプ、オーディオリマップ、タイムコードジェネレーターなどの機能を搭載。ソフトウェアオプションから、2つのプロセッサーブロックに最適な機能を追加することが可能。さらにAES/EBU、Dante、MADI をはじめとした豊富なオーディオ/GPI インターフェース基板から、必要なものだけを選択し追加していくことで、無駄なコストをかけることなく、最適なシステムを構築できます。また、MoIP 対応インターフェース基板を追加することで、IP 方式とベースバンド及びIP 方式間の相互変換(SMPTE ST 2022-6 ↔ SMPTE ST 2110)が可能。MoIP/SDI ゲートウェイとしても活用いただけます。
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ラインアップ
FA-1616HB-12G

- 12G-SDI*1対応 16入力/16出力モデル
- HD-BNCコネクターを32個搭載
入力: 75Ω HD-BNC x 16(12G/6G/3G/HD-SDI x 8、3G/HD-SDI x 8)
出力: 75Ω HD-BNC x 16(12G/6G/3G/HD-SDI x 8、3G/HD-SDI x 8) - Media over IP対応
オプション*2を実装することで、右記いずれかのモードを選択可能
- FA-16MOIP
<SMPTE ST 2110>
– 送信のみ:HD(3G)×16または4K×4
– 受信のみ:HD(3G)×16または4K×4
– 送受信:HD(3G)×8または4K×4
<SMPTE ST 2022-6>
– 送受信:3G×14またはHD×14 - FA-16MOIP + FA-16MOIP-EX
<SMPTE ST 2110>
– 送信のみ:HD(3G)×32または4K×8
– 受信のみ:HD(3G)×32または4K×8
– 送受信:HD(3G)×16または4K×8
<SMPTE ST 2022-6>
– 送受信:3G×28 または HD×28
- 12G対応は16入出力中8入出力のみ
- FA-16MOIP、FA-16MOIP-EX
HD-BNC はAmphenol Corporation の商標です。
FA-1616B-12G

- 12G-SDI 対応 16入出力モデル*1
- 全ての端子が12G-SDI対応
- 通常のBNCコネクターを16個搭載
入出力*2 : 75Ω BNC x 16、12G/6G/3G/HD-SDI x 16 - Media over IP対応
オプション*3を実装することで、右記いずれかのモードを選択可能
- FA-16MOIP
<SMPTE ST 2110>
– 送信のみ:HD(3G)×16または4K×4
– 受信のみ:HD(3G)×16または4K×4
– 送受信:HD(3G)×8または4K×4
<SMPTE ST 2022-6>
– 送受信:3G×14またはHD×14 - FA-16MOIP + FA-16MOIP-EX
<SMPTE ST 2110>
– 送信のみ:HD(3G)×32または4K×8
– 受信のみ:HD(3G)×32または4K×8
– 送受信:HD(3G)×16または4K×8
<SMPTE ST 2022-6>
– 送受信:3G×28 または HD×28
- 1 入力か出力かをチャンネルごとにメニューで選択
- 2 入出力兼用端子
- 3 FA-16MOIP、FA-16MOIP-EX
FA-1616HB-3G

- 3G-SDI対応32入出力モデル*1
- HD-BNCコネクターを32個搭載
- 入出力*2 : 75Ω HD-BNC x 32, 3G / HD-SDI x 32
- Media over IP対応
オプション*3を実装することで、右記いずれかのモードを選択可能
- FA-16MOIP
<SMPTE ST 2110>
– 送信のみ:HD(3G)×16または4K×4
– 受信のみ:HD(3G)×16または4K×4
– 送受信:HD(3G)×8または4K×4
<SMPTE ST 2022-6>
– 送受信:3G×14またはHD×14 - FA-16MOIP + FA-16MOIP-EX
<SMPTE ST 2110>
– 送信のみ:HD(3G)×32または4K×8
– 受信のみ:HD(3G)×32または4K×8
– 送受信:HD(3G)×16または4K×8
<SMPTE ST 2022-6>
– 送受信:3G×28 または HD×28
- 入力か出力かをチャンネルごとにメニューで選択
- 入出力兼用端子
- FA-16MOIP、FA-16MOIP-EX
多彩なインターフェース

豊富な機能
選択した構成によって、使用できる機能が変わります。

- 1 ニアレストフレーム方式の簡易的なフレームレートコンバーター機能です。
- 2 FA-16MOIP オプションが必要です。
ソフトウェアデファインド
ソフトウェアデファインドにより運用に合わせたシステム構築を実現
FA-1616は2つのプロセッサーブロックを搭載。ソフトウェアデファインドアーキテクチャー採用により、必要な機能に応じて、この2つのプロセッサーブロックのコンフィグレーション切り替えが可能*1。運用に最適なオプション*2を選択してコンフィグレーションを構築することで、ハードウェアのリソースを無駄なく活用でき、多様化する映像制作の現場を柔軟にサポート。運用に合わせて切り替えできるため、必要な機能が都度変わるイベントなどの持ち出し用プロセッサーとしても活躍。
- 1 ビデオプロセッサーの系統数は選択するコンフィグレーションにより増減します。詳細はお問い合わせください。
- 2 オプションの種類は今後追加予定です。
プロセッサーブロックA/プロセッサーブロックB
SDIおよびMoIPに出力するビデオとオーディオを処理する2つのブロック。それぞれのプロセッサーブロックには、用途や必要な機能に応じて同じコンフィグレーション/異なるコンフィグレーションのどちらを設定することも可能。各プロセッサーブロックには、最大4つのプロセッサーをユニットを搭載。
- 1つのビデオプロセッサーで可能な処理数
– ビデオ:4K x 1系統、または2K x 4系統
– オーディオ:4 x 16ch
映像処理
2K 信号最大32 系統、 4K 信号最大8 系統のフレームシンクロナイザー、カラーコレクター、ビデオプロセスアンプ機能を搭載。映像処理用と して2つのブロックA/B にそれぞれ、4 つのプロセッサーユニット(PRU A/B1~4)で構成。この各プロセッサーユニットにアップ/ ダウン/ クロス変換、HDR/SDR 変換、3D LUT 変換を割当てることにより柔軟な映像処理が可能。
映像処理ブロック図

映像プロセッサーブロックに構成可能な機能一覧

- 1 ニアレストフレーム方式の簡易的なフレームレートコンバーター機能です。
- 2 FA-16MOIP オプションが必要です。
ソフトウェアオプション

- 1 FA-16MOIPオプションが必要です。FA-16UDC-P2、FA-16HDR-P2、FA-16LUT-P2との同時使用はできません。
- 2 FA-16UDC-P2は、PRU1つで2Kおよび4Kの変換が1系統可能。最大ライセンスを追加した場合は最大8 系統の変換が可能。
- 3 FA-16HDR-P2とFA-16LUT-P2を同じブロックに搭載することはできません。
音声処理
音声処理は、SDI エンベデッド、MoIP 音声以外にオプションのDante 、MADI 、AES、アナログオーディオインターフェースからの音声信号 をブロックC の4つのプロセッサーユニット(PRU C1~4)で処理。この1つのプロセッサーユニットで最大64 チャンネルの音声処理が可能。PRU C1~4の音声をSDI/IPにエンベッドしたり、各オプションスロットA~Dに実装された音声インターフェースに出力すること が可能。
ブロックC は、オーディオオプション処理用のブロック。4 つのプロセッサーユニット(PRU C1~C4) で構成され、オプションスロットA~D に オーディオオプションが実装されることで機能。オプションスロットA~D がPRU C1~C4 に割当てられる。
音声処理ブロック図

Audioオプション

音声プロセッサーブロック機能一覧

コンフィグレーション
標準コンフィグレーション
特長
- 1つのプロセッサーブロックに2K x 4系統(4K* x 1 系統 )のビデオプロセッサーユニットを4つ搭載。プロセッサーブロックAとBを使用することで最大で2K x 32 系統、または4K* x 8系統のFS処理が可能。
- MoIPオプション実装時はFS、カラーコレクター付きのSDI/IPゲートウェイとして使用可能
- 2 つのプロセッサーブロックで合計512 チャンネルのオーディオプロセスが可能。オプション基板実装時は追加で最大256 チャンネルのオーディオプロセスが使用可能。
- 4K対応にはオプションFA-164Kが必要

使用可能な機能
- 黄色箇所が使用可能機能です。

コンフィグレーション例1:アップ/ダウン/クロス変換、SDR/HDR変換
特長
FA-16UDC-P2 とFA-16HDR-P2* を搭載することで、最大4系統のアップ/ダウン/クロス変換、SDR/HDR変換が可能になるコンフィグレーション
必要オプション
- FA-16UDC-P2:アップ/ダウン/クロス変換機能を有効化
– 1つ搭載することで、2つのプロセッサーユニットでアップ/ダウン/クロス変換が可能
– プロセッサーブロックAとBに最大で合計4つのFA-16UDC-P2を搭載可能 - FA-16HDR-P2*:SDR/HDR変換機能を有効化
– 1つ搭載することで、2つのプロセッサーでSDR/HDR変換が可能
– プロセッサーブロックAとBに最大で合計4つのFA-16HDR-p2を搭載可能
- コンバーター機能(アップ/ダウン/クロス/アスペクト変換/リサイズ等)を使用する場合、HD/4K のどちらの場合も1つのプロセッサーユニットで処理できる系統数は1系統のみとなります。
- コンバーター機能を使用しない場合は、1つのプロセッサーユニットで3G/HD x 4系統または4K x 4系統のSDR/HDR変換が可能です。

使用可能な機能
- 黄色箇所が使用可能機能です。

- 1 ニアレストフレーム方式の簡易的なフレームレートコンバーター機能です。
コンフィグレーション例2:アップ/ダウン/クロス変換、3D LUT変換
特長
FA-16UDC-P2とFA-16LUT-P2* を搭載することで、最大4 系統のアップ/ ダウン/ クロス変換、3D LUT 変換が可能になるコンフィグレーション
必要オプション
- FA-16UDC-P2:アップ/ダウン/クロス変換機能を有効化
– 1つ搭載することで、2つのプロセッサーでアップ/ダウン/クロス変換が可能
– プロセッサーブロックA とB に最大で合計4 つのFA-16UDC-P2 を搭載可能 - FA-16LUT-P2:3D LUT変換機能を有効化
– 1つ搭載することで、2つのプロセッサーユニットで3D LUT変換が可能
– プロセッサーブロックA とB に最大で合計4 つのFA-16LUT-P2 を搭載可能
コンバーター機能(アップ/ ダウン/クロス/アスペクト変換/リサイズ等)を使用する場合、HD/4K のどちらの場合も1つのプロセッサーで処理できる系統数は1系統のみとなります。
コンバーター機能を使用しない場合は、1 つのプロセッサーユニットで3G/HD x 4 系統または4K x 1 系統の3D LUT 変換が可能です。

使用可能な機能
- 黄色箇所が使用可能機能です。

- 1 3D LUT でHDR/SDR 変換が可能です。
- 2 ニアレストフレーム方式の簡易的なフレームレートコンバーター機能です。
コンフィグレーション例3:JPEG XS
特長
FA-16JXS-ED-P2を搭載する事で、JPEG XS(ST 2110-22)のエンコード、またはデコードが可能になるコンフィグレーション
必要オプション
- FA-16JXS-ED-P2 : JPEG XS(ST 2110-22)のエンコード、またはデコードが有効化
– 1つ搭載することで、2つのプロセッサーユニットで、JPEG XSのエンコード、またはデコードが可能
– プロセッサーブロックA とB に最大で合計4 つのFA-16JXS-ED-P2を搭載可能 - FA-16MOIP
– JPEG XSでエンコードされた、IP信号(ST 2110-22)を受信し、SDI信号へのデコード変換が可能
– SDI信号をJPEG XSにエンコード変換し、IP信号(ST 2110-22)として出力が可能

使用可能な機能
- 黄色箇所が使用可能機能です。

- 1 FA-16MOIPオプションが必要です。
オプション基板ラインアップ
Media over IP対応基板
FA-16MOIP/FA-16MOIP-EX
- FA-16MOIP、FA-16MOIP-EX 基板を搭載することでMedia Over IP(MoIP) に対応可能。
- ST 2022-6 またはST 2110 のEncapsulation、De-encapsulation に対応可能。
- IP とベースバンド及びIP 方式間の相互変換*(ST 2022-6 ⇔ ST 2110)が可能。
- 最大32 系統(2K) または8 系統(4K) のSDI/MoIP の変換を実現するIP ゲートウェイとしても活用可能。
- 25G SFP x 4 ポート(リダンダント2 系統)のMoIP 基板は最大2枚まで搭載可能。
- MoIP 化している環境や、MoIP とSDI が混在している環境に加え、将来的なMoIP 化移行時にもそのまま活用可能。
- FA-16MOIP はスロットA に、FA-16MOIP-EX はスロットB に実装可能。(オプションスロットC、D には実装できません。)
- FA-16MOIP-EX を実装する場合は、FA-16MOIP が必要
- FA-1616でST 2110とST 2022-6の相互交換を行う場合、使用制限としてFA-16MOIP側をST 2110、FA-16MOIP-EX側をST 2022-6での設定となります。
オーディオインターフェース基板
FA-16AES-UBL/FA-16AES-PNL
FA-16DNT
マルチチャンネルIPネットワーク伝送方式のDanteオーディオインターフェース基板
- 基板1枚で最大64 チャンネルのオーディオ入出力に対応。
- ビデオ信号に重畳されているエンベデッドオーディオを出力する場合は、最大4系統のビデオ信号からDemux処理が可能。
- Primary 端子とSecondary 端子を搭載しリダンダントに対応、またはデイジーチェーン接続が可能。
- スロットA~D に実装可能。
- 最大同時実装数4枚。

FA-16MADI
MADI (Multi-channel Audio Digital Interface) オーディオインターフェース基板。
- HD-BNC 75Ω同軸ケーブルまたは、SFP モジュールで光接続可能。
- スロットA~D に実装可能。
- 最大同時実装数4枚。
- IN1/OUT1、IN2/OUT2 は、HD-BNC 端子で構成され、IN3/OUT3、IN4/OUT4 は、SFP モジュールで構成。
- IN1~IN4 で入力信号を選択、最大64 チャンネルの音声信号の処理が可能。
- OUT1~OUT4 は、音声処理された同じ信号がそれぞれのインターフェースで出力。
- ビデオ信号に重畳されているエンベデッドオーディオを出力する場合は、最大4系統のビデオ信号からDemux処理が可能。

FA-16ANA-AUD
バランス ( 平衡) 4 入力、4 出力のアナログオーディオインターフェース増設基板。
- スロットA~D に実装可能。
- 最大同時実装数4 枚。
- ビデオ信号に重畳されているエンベデッドオーディオを出力する場合は、最大4系統のビデオ信号からDemux処理が可能。

GPIインターフェース基板
FA-16GPI/FA-16GPI-PNL
- FA-16GPI-PNLの追加で20 入力/20 出力まで可能。
- FA-16GPI-PNLを実装する場合はFA-16GPI が必要。必ずFA-16GPI の右側のスロットに実装。
- 各入力端子は機能を割り当てて使用。
- FA-16GPIはスロットA~D、FA-16GPI-PNL はスロットB~D に実装可能。
- FA-16GPIの最大同時実装数4枚。FA-16GPI-PNL の最大同時実装数は2枚。

リモートコントロールユニット/オグジュアリーユニット
FA-10RUリモートコントロールユニット
- FA-1616の一部の機能について遠隔操作が可能なリモートコントロールユニット。
- FA-10RU1台から最大100 台のFA-1616 シリーズをコントロール可能。
- FA-10RU-1616 ソフトウェアオプションが必要です。

FA-10DCCRUリモートコントロールユニット
- FA-1616のカラーコレクター機能について遠隔操作が可能なリモートコントロールユニット。
- FA-10DCCRU 1台から最大100台のFA-1616シリーズをコントロール可能。
- FA-10DCCRU-1616ソフトウェアオプションが必要です。

FA-AUX30オグジュアリーユニット
- FA-10RU/FA-10DCCRUのGPI 端子と接続し、GPI 制御可能なユニット。
- 30 個のボタンに使用頻度の高い機能を登録し、ワンタッチで機能を呼び出す事が可能。

チュートリアル動画
目次
1. インターフェース/Web GUI
2. ネットワーク/コンフィグレーション
3. 入力ブロック
4. プロセッサーブロック
5. オーディオオプションラインアップ
6. オーディオプロセッサー
7. Utility
8. MoIP




















