国際スポーツイベントで、
主要な放送局が現地制作設備に朋栄製品を活用

ProTV社のアルゼンチンスタジオで利用されているHVS-2000

Cubic Media社のポーランドスタジオに設置されたHVS-6000

株式会社朋栄（代表取締役社長：清原克明、本社：東京都渋谷区）は、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジアの各放送局が、国際スポーツイベントの現地制作設備に朋栄の制作機器を活用したと発表しました。

国際スポーツイベントにおいて、試合のコンテンツの多くはホスト放送局が配信をしますが、主要な放送局の多くは独自の報道取材と編集を行うために現地に制作設備を作ります。これらの一時的に利用されるスタジオは、いずれも4K UHDワークフローを提供可能で、その一部は移動用ラックシステムで構築されており、併せて、湾岸諸国の番組提供会社からの外部中継車を使用しています。

UAE・アブダビの番組制作会社Media Maniaは、3M/EビデオスイッチャーHVS-2000とルーティングスイッチャーおよびマルチビューワーを中心に構成した中継車を提供しています。同じくUAE・アブダビの番組制作会社Cubic Mediaが保有する屋外放送ユニットには、非常にコンパクトな筐体で柔軟性のある機能を持つビデオスイッチャーHVS-490が採用されています。Cubic Mediaは、サウジアラビア王国の放送局のスタジオ設備だけでなく、同国のファンゾーンにあるビデオ設備もすべて提供しています。

カタールで活動している他の番組提供会社には、アルゼンチンにスタジオ設備を提供しているドーハにあるPro TV、現場に移動用ラックシステムと外部中継車の両方を備えるUAE・ドバイの番組制作会社Wise Conceptsがあります。いずれも、朋栄のビデオスイッチャーHVS-2000、マルチビューワー、ルーティングスイッチャー、信号処理機を含む設備を設置しています。湾岸諸国の主要な放送局は、UHDイベントのスイッチングに最適な最新のネイティブ4KビデオスイッチャーHVS-6000をはじめとする朋栄ビデオスイッチャーを導入しています。

UAE・ドバイにあるFOR-A Middle East and Africaでリージョナルマネージャーを務めるモハメッド・アブ・ジヤデ (Mohammed Abu Ziyadeh)氏は、次のようにコメントしました。
「世界中の誰もがホスト放送局の試合のフィードを共有していますが、彼らは皆、自国チームに精通する解説者や専門家によるニュースやアクションの分析を追加し、各々のスタイルで番組を制作しています。そのため放送局は一時的なスタジオをカタール周辺に設置し、地元の制作会社がそこで番組の制作を行なっていました。コンパクトながら多機能、かつ直感的に操作が可能な朋栄製品は、一時的に設置されるスタジオとの相性が良く、現場で大いに活用いただきました。朋栄の技術を通じて、世界中のスポーツファンが試合の中継を楽しんでいることを光栄に思っています。」