販売終了品

HD/SDクロマキーヤ / バーチャルプロセッサ

VRP-70HS

クロマキースタジオやバーチャルスタジオ、RCGシステムの簡略化、省スペース化、低価格化を実現

最高級クロマキーヤ「Primatte® RT Plus」搭載

VRP-70HSにはノンリニア編集やCG合成の分野では定番のクロマキーヤ「Primatte (R)」に改良を加えた「Primatte® RT Plus」を搭載。リアルタイムに直感的な操作環境を提供しながらHD、SDともに最高品質のクロマキー合成を提供します。

色空間を6分割し、前景色のバリエーションに柔軟に対応

図のように色空間を6分割し、各色のパラメータ設定によって前景色となる色範囲を柔軟に設定可能。更に合成される境界色の調整範囲も各色で個別に設定可能なため、前景に対する色かぶりなどにも悩まされることなく、最適な合成環境を提供します。

スピルカラー抑制/置き換え機能

背景色の反射などによって前景のエッジに残る背景色をキャンセルすることが可能です。
さらに、背景CG等の色調に合わせて、エッジに残る背景色を別の色情報に置き換えることも可能です。

半透明物体のクロマキー処理にも対応

煙や水、ガラスなど、半透明な物体に対しても適切なクロマキー処理が可能です。

ホワイトバック&ブラックバック処理

背景色が黒や白など色情報のない場合でもクロマキー処理を行うことが可能です。

オートクロマキー機能

背景色のカーソルサンプリングによる自動パラメータキャリブレーションが可能です。

クロマキーヤの増設が可能

クロマキーヤを1チャンネル追加増設可能(オプション)。それぞれのクロマキーヤを別々に運用したり、プレビュー出力にて調整を行い、オンエア側にパラメータ情報を反映させるなど、2系統のクロマキーヤを連携することも可能。VRP-70HS 1台でクロマキーシステムを大幅に簡素化することが可能になります。

バーチャルスタジオ/RCGシステムの各種周辺機器を凝縮

通常、バーチャルスタジオやRCGシステムの運用にはクロマキーヤはもちろん、カメラセレクタ、ディレイライン、ルーティングスイッチャ、DSK、プロセスアンプ、カラー調整機能など数多くの映像周辺機器が必要になります。VRP-70HSは2Uというコンパクトな筐体内にこれらすべての機能を凝縮。設置スペースの削減だけでなく、システムの簡易化にも大いに貢献します。

HD/SD対応

リモートコントロールユニットからの簡単な操作で、HDとSD(マルチビットレート)及びHDの各フォーマット(マルチフォーマット)を切り替えることが可能です。

豊富な入出力

標準で8入力、4出力、オプションで最大16入力12出力まで増設が可能です。各入出力はフリーアサインのため、あらゆるシステムにも柔軟に対応します。

プロセスアンプ/カラー調整機能

各入力にはプロセスアンプ/カラー調整機能を装備。合成後の前景と背景の色調の違和感を無くし、より自然な合成画面を演出することが可能です。

カメラディレイ

0H〜10フレームまでのディレイ調整が可能。システムに合わせて最適なディレイ調整を行えます。

テクスチャ入力の追加が可能

オプションのテクスチャ入力を追加することでCGの入力系統数を追加することが可能。最大2入力。

5レイヤ構成のDSKを3チャンネル搭載

DSKを3チャンネル搭載。各DSKは入力された素材を5レイヤまで自由に合成して出力可能。VRP-70HSがあれば複雑な合成画面も思いのままに表示することが可能になります。

GPI・タリー機能装備

システム構築時に重要なGPI、タリー機能を装備。これにより、バーチャルスタジオやRCGシステムにてビデオウォールの表示に連動したタリー点灯も可能です。

2重化電源対応(オプション)

冗長性を考慮し、2重化電源を搭載可能。

リモートコントロールユニット: VRP-RUA

  • 最大5台までのVRPシリーズを操作可能
  • クロマキー、プロセスアンプ、カラー調整機能、DSK、カメラ入力切り換えなど豊富な調整・設定が可能
  • インターフェースとしてRS-232C/RS-422、GPIを装備
  • 調整・設定時に出力切り換えによるモニタ確認が可能

リモートコントロールソフトウェア: VRP-7GUI

PC上からVRP-70HS/Sの各種コントロール/調整を可能にするGUI制御ソフトウェア。わかりやすいインターフェースにより各パラメータ/機能を容易に設定することが可能です。付属のARCNET通信デバイスは、PCIボード(7GUIP)とUSBアダプタ(7GUIU)の2種類から選択可能です。

システム構築例

VRP-70HSとリモートコントロールユニットを複数台利用することで、本線に影響を与えず、ビデオエンジニアやCGオペレータが必要な映像素材をモニタリング可能です。様々なスタジオ運用にも柔軟に対応します。