2系統入力でVANCデータを重畳。
VANCモデム運用例
- バーチャルシステムの雲台・レンズセンサのデータを映像と共に伝送
- 中継において番組に関連する資料などを映像に重畳させて伝送
- 専用アプリケーションと組み合わせたファイル伝送
主な特長
ANC MODEM Tx機能
BTA S-005BおよびSTD-B6で規定されたSDIデータ補助領域に、シリアルポートから受信したデータをARIB TR-B22またはTR-B23で定義された補助データパケットとして重畳。HD/SD-SDI 2系統に対応します。
ANC MODEM Rx機能
SDI入力の補助データパケットから取り出したデータはシリアルポートから出力。データ転送で使用した補助データパケットをダミーパケットに置き換えた後、SDI出力。HD/SD-SDI 2系統に対応します。
Tx/Rx切り替え
本体操作によりTx(送信装置)/Rx(受信装置)を切り替えて使用可能です。
重畳パケット選択機能
重畳する補助データパケットのDID/S-DID値、パケット重畳ライン、およびパケット位置は自由に設定可能です。
入出力シリアルポート1系統で2回線まで対応
2系統のSDIはそれぞれ最大2回線のシリアルデータを同時に伝送可能です。
マルチブロック機能
1回線分を複数ブロックとしてパケット化することで高速ボーレートに対応します。
通過パケット確認
テストモードで通過パケットの確認ができるため、VTRや伝送路などで使用可能なパケット位置を確認できます。
HD/SD対応
HD-SDI(1080-59.94i/60i/50i/23.98PsF/24PsF/23.98p/24p)およびSD-SDI(480-59.94i)に対応します。
ステータスLED
SDI入力やシリアルポート送受信データの状態を前面LEDで確認できます。
送受信状態表示ディスプレイ
送受信を行うパケットやラインの状態を表示します。また、メニューモードでは設定内容の表示や変更が可能です。
SDI信号パススルー機能
電源断時は、SDI出力のうち1系統にSDI入力信号をそのまま出力します。
従来モデルとの互換性
EVM-2530T/2530R、EVM-2600と組み合わせてデータ転送が可能です。
災害時データ転送
災害発生時、FAXなど他の通信手段が使用できなくなった場合、ドキュメントファイルなどを映像回線経由で伝送。代替通信手段として活用できます。