活用事例

平塚競輪場が4K高速度カメラFT-ONE-LSを導入

4K切り出し装置ZE-ONEと組み合わせて、競輪レース先頭選手をスーパースロー撮影

2021年4月7日
株式会社朋栄
東京都渋谷区恵比寿3-8-1

KEIRIN GRANDPRIX 2020KEIRIN GRANDPRIX 2020ゴールシーンは、FT-ONE-LSの4Kスーパースロー映像をZE-ONEで切り出してHD映像にしています。

株式会社朋栄(代表取締役社長:清原克明、本社:東京都渋谷区)はこのほど、神奈川県平塚市が運営する平塚競輪場 (神奈川県平塚市)に4K高速度カメラFT-ONE-LSと4K切り出し装置ZE-ONEを納入いたしました。平塚競輪場では、場内TVに映し出す、先頭選手のゴールシーンのスーパースロー映像用として運用を開始しています。

FT-ONE-LSおよびZE-ONEの導入について、平塚市公営事業部主事の丸山優氏は次のように話しています。
「2020年末に平塚競輪場で行われた『KEIRIN GRANDPRIX 2020』は、新型コロナ禍の影響を受け、場内の観客数を大幅に絞る必要が生じました。そのため、インターネット中継に注力し、普段とは違った映像の提供を模索してきました。前回、平塚競輪場で開催した2017年のGRANDPRIXでは、3日間の競輪レース期間中だけワイヤーカメラをレンタルして中継を行いましたが、継続して中継に活用できる製品を導入したいと考えていました。場内TVの放映業務を委託している多摩川電気株式会社様より、朋栄製FT-ONE-LS導入の提案がありました。最初に試用させていただいたGRANDPRIX 2020の競輪レースでは、視聴者に素晴らしいスーパースロー映像を提供でき、この製品の可能性を感じました。」

FT-ONE-LS平塚競輪場でゴールシーンを狙うFT-ONE-LS

平塚競輪場では、FT-ONE-LSにより高速で走行する競輪レースの先頭集団を4Kスーパースローで撮影し、この映像からZE-ONEを使用して、先頭選手のゴールシーンのクローズアップ映像を切り出して場内TV用素材として活用しています。

丸山氏は導入効果について次のようにコメントしています。
「ZE-ONEと組み合わせて4K映像からの切り出し作業を行うことにより、一着の選手をフレームから逃がすことなく、高品質で安定したスーパースロー映像を提供できるようになり、とても満足しています。今後はグレードレースだけでなく、普通開催のレースにおいてもスーパースロー映像を活用していきます。」

FT-ONE-LSは、Super 35mm相当のイメージセンサーとグローバルシャッターを搭載しており、フル4K解像度で毎秒500コマのハイスピード撮影が可能な高速度カメラです。カメラヘッド部とベースステーション間を光カメラケーブルで接続し、映像や各種信号の長距離伝送が可能です。ZE-ONEは、直観的なタッチパネル操作で、入力した4K映像から任意のサイズの切り出しポイントを2カ所まで設定して、それぞれをHDコンテンツとして出力できる4K切り出し装置です。FT-ONEシリーズのスーパースロー映像と組み合わせることにより、切り出しポイントを追尾しながらズームさせるカメラワークを追加したスーパースロー映像などを実現できます。

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