活用事例

DejeroとRajantが協力し、2020年米国大統領選挙のネット接続をサポート

携帯回線とメッシュWi-Fiにより、ワシントンD.C.における主要放送局取材の信頼性を向上

2020年12月14日
株式会社朋栄
東京都渋谷区恵比寿3-8-1

株式会社朋栄(代表取締役社長:清原克明、本社:東京都渋谷区)が国内総販売代理店として活動しているDejero Labs Inc.(カナダオンタリオ州ウォータールー、www.dejero.com)は、産業用ワイヤレスネットワークを提供するRajant(米国ペンシルベニア州モルバーン、https://rajant.com)と協力して、ワシントンD.C.における2020年米国大統領選挙の報道をサポートしました。Rajant社のWi-FiメッシュネットワークとDejeroによる携帯回線接続を組み合わせた接続ソリューションにより、潜在的な信号ドロップと通信ギャップを排除したことで、ニュース報道各社は携帯回線の輻輳の可能性を心配することなく、ホワイトハウス周辺から生放送することができました。

各国メディアにおいても大きな話題になった米国大統領選挙の報道は、米国報道機関やネットワーク放送局にとって2020年最大のイベントでした。全米各地でのライブ中継はもちろん、特に米国首都ワシントンD.Cからのライブ中継は、信頼性の高い接続環境が重要なポイントでした。選挙当日は、米国内外のDejeroユーザーの利用が約6,000時間になり、現場の機器数は約60%増加し、19TB超のデータが送信されるという記録的な結果となりました。これらの数字は、2016年の米国大統領選挙のほぼ2倍になります。

今回、ワシントンD.C.に設置されたRajant社のKinetic Mesh®ネットワークを、Smart Blending技術が特長のDejero EnGoモバイル送信機で利用できるようにしました。これにより、複数のネットワーク接続をリアルタイムかつインテリジェントに組み合わせて、信頼性の向上、利用地域の拡大、帯域幅容量の拡大を実現しました。Dejeroで技術アカウントマネジメント担当グローバルディレクターを務めるジェレミー・ミラー(Jeremy Miller)氏は、今回の取り組みについて次のように話しました。

「放送局にとって、大勢の人が集まる場所で特に混雑する可能性がある携帯回線は、選挙当日の夜の懸念事項でした。Rajant社の小規模マイクロ波無線のメッシュネットワークは5GHzと2.4GHzの両方のWi-Fiをシームレスに活用できます。今回、このWi-Fiメッシュネットワークと、さまざまな携帯回線事業者が提供する複数の携帯回線をブレンドしました。携帯回線接続からの帯域幅が制限された場合に備えて追加のパスがあることを報道各社に知らせたことで、必要な場所で撮影できる柔軟性が生まれました。肝心の選挙当日夜のピーク時間でも途切れることのない報道を提供できました。」

Dejeroは、大統領就任式の日もワシントンD.C.で、Wi-Fiメッシュネットワーク、機器レンタル、MultiPointコンテンツ共有など各種サポートを提供する予定です。

Rajantについて
Rajant社(米国ペンシルベニア州モルバーン、rajant.com)は、鉱業、軍事および救命救急、消防などの分野におけるKinetic Mesh®ネットワークの堅牢性を活用し、放送分野も支援し続けています。Kinetic Meshネットワークは現在市場にある他のワイヤレスメッシュシステムとは異なり、あらゆるアプリケーションでシンプルで、瞬時に、失敗のない完全なモバイルブロードバンド接続を提供しています。

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