活用事例

Dejeroが米国人宇宙飛行士が搭乗するSpaceX打ち上げ報道をサポート

ケネディ宇宙センターのドームカメラ映像を活用し、最小限のオペレーターで映像配信/共有

2020年6月3日
株式会社朋栄
東京都渋谷区恵比寿3-8-1

株式会社朋栄(代表取締役社長:清原克明、本社:東京都渋谷区)が国内総販売代理店として活動しているDejero Labs Inc.(カナダ オンタリオ州ウォータールー、www.dejero.com)は、技術提供会社のコンソーシアムに参加し、NASAおよび民間航空宇宙ベンチャーSpaceX社の打ち上げ報道をサポートするためのさまざまな放送技術を提供いたしました。SpaceX社の初飛行は、2011年にスペースシャトルが退役して以降9年ぶりに米国内から打ち上げる宇宙船となり、NASAの米国人宇宙飛行士ロバート・ベンケン氏とダグラス・ハーレー氏の2名が搭乗しました。ケネディ宇宙センターからの打ち上げは、当初5月27日(現地時間)に予定されていましたが、悪天候のため延期され、5月30日(現地時間)に実施されました。

国際宇宙ステーションへの歴史的な打ち上げを余すところなく伝えられるように、ドームカメラが複数配置された。これらの映像は、Dejeroの技術により世界中に配信された。
Photo by David Sitak、WJTV©

この打ち上げ報道にあたり、ニュース報道関係者のグループは、NASAのプレスサイトにおけるソーシャルディスタンス(社会的距離)ガイドラインに従いながら報道することができるソリューションを探していました。Dejero社の技術を使用した国際的な配信は、国際宇宙ステーションへの打ち上げを余すところなく伝えられるように複数のドームカメラを配置し、そのカメラ映像を使用して行われました。打ち上げまでの数日間、放送局は現場にオペレーターを配置せず、ケネディ宇宙センターのドームカメラの映像を使用しました。

Dejero社は、各機器を、宇宙船打ち上げ時により幅広く配信でき、映像を共有できるソリューションとして提供。新型コロナウイルス パンデミックへの対策をとりながら、最小限の人数で高品質な放送を容易に行うため、ブロードキャストキットとしてポータブルなラックに収めてケネディ宇宙センター内に配置されました。ブロードキャストキットには、映像信号のエンコード用に1Uラックマウント型Dejero PathWayエンコーダー/トランスミッターを2台使用しており、低遅延で高画質な映像を出力しました。この映像は、IPビデオ配信ネットワークDejero MultiPointのクラウドで管理され、ケネディ宇宙センター内のさまざまなカメラ映像を、低遅延で、リアルタイムに、各社と同時に共有することができました。

フロリダのローカル放送局であるXJWTは、2台のDejero WayPointレシーバーを使用して、ケネディ宇宙センターにあるPathWayからのカメラ映像を受信し、デコードして出力しました。放送局WJXT/放送局WCWJの技術担当アシスタントディレクターであるアリ・ハッサン氏は、今回の取り組みついて次のように話しました。

「WayPoint 2台を使用したことで、これまでよりも多くのカメラ映像をニュースルームに提供できました。2台で合計8チャネルあり、そのうち2系統はケネディ宇宙センター専用です。この2系統のライブカメラ映像は、クラウドストリーミングインフラであるAWS ElementalにWJXTから配信され、Graham Media Group系列の全放送局がデジタルプラットフォーム上で使用しました。」

Dejero Labs Inc.について
Dejero Labs Inc.社は、、カナダのオンタリオ州ウォータールーに本拠を置き、放送品質のビデオ伝送と高帯域幅のインターネット接続を提供していることで信頼されています。Dejero社は、グローバルなパートナーと協力しながら、今日の組織の成功に不可欠な稼働時間と帯域幅をもつ機器、ソフトウェア、接続サービス、クラウドサービス、サポートを提供しています。
www.dejero.com

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