活用事例

静岡放送様が2018 bj CUP U14決勝大会中継にピクセロットを活用

活用事例
静岡放送様が2018 bj CUP U14決勝大会中継にピクセロットを活用

決勝リーグDコートの試合をピクセロット スタンダードで中継


2019年1月29日
株式会社朋栄
東京都渋谷区恵比寿3-8-1

株式会社朋栄(代表取締役社長:清原克明、本社:東京都渋谷区)が輸入代理店を務めるイスラエルPixellot(ピクセロット)社の自動スポーツプロダクションシステム「Pixellot Standard(ピクセロット スタンダード)」が、総合教育・生涯学習機関 ECC Presents 2018 バスケットボールジャパンカップ U14 決勝大会(略称:bj CUP U14、会期:予選リーグ2018年12月26日、決勝リーグ12月27日・28日)の試合中継の一部に活用され、静岡放送様(静岡市駿河区)のWEBページにてWEBライブ中継されました。今回のデモンストレーションにおいて、朋栄は機材提供ならびに技術協力を行いました。

決勝リーグ配信中の静岡放送Webサイト
右側がPixellotによる無人制作

今回の取り組みについて静岡放送技術局兼編成業務局メディアコミュニケーション部 渥美守様は、次のように話しました。
「32試合同時に行われる『bj CUP U14決勝大会』の試合を数多く配信したいと思っていました。ピクセロットについては、その機能を実際に体験・検証してみたいと考えていました。今回、株式会社朋栄様にご協力いただけたことで、中継車使用のマルチカメラ制作とピクセロットによる無人制作を組み合わせた2チャネル同時配信を実現できました」

静岡放送様はbj CUP U14に特別協力しており、今回、このはなアリーナ(静岡市駿河区、草薙総合運動場内)で行われた決勝リーグ2日間・全80試合のうち、Dコートで実施された12試合をピクセロット スタンダードにて撮影し、YouTubeライブ配信しました。さらに、Cコートで同時刻に実施された12試合については、これまでのスポーツ生中継と同様に、3台のビデオカメラを用いたマルチカメラ撮影を行い、ライブスイッチングにて制作してYouTubeライブ配信されました。これらのYouTubeライブ映像は、同時視聴できるよう、静岡放送様のWEBサイトのトップページ特設コーナーに並べて配置されました。静岡放送様で、ピクセロット スタンダードの自動スポーツプロダクション映像と従来手法のライブ中継映像の同時視聴を可能にする取り組みをしたのは、今回が初めてとなります。

「小型中継車を使用したマルチカメラ制作技術スタッフは5~6人が関わります。ピクセロットはセッティングからキャリブレーション終了まで約1.5時間で完了し、試合中は“無人”で制作できました。スポーツ中継に欠かせないチーム名・得点・時間などの情報は、別カメラで撮影してP in Pで挿入しており、配信映像もストレスなく観ることができました。ネット配信において、スポーツは重要なコンテンツです。“人”と“時間”をかけられない環境のなか、ピクセロットはとても有効な機器であるとともに、地上波番組制作にも活用できる可能性を感じました」(渥美氏)

ピクセロット スタンダードによる撮影は、Dコートが見渡せる、このはなアリーナの観客席から行い、チーム名や得点、残り時間などを表示するグラフィックを画面右下に配置。グラフィック内の得点表示や残り時間は、定点カメラの映像をP in Pで合成しました。ピクセロット スタンダードは、コート全体の高解像度映像から試合の流れに応じて必要な部分をHDで切り出して出力。WEBサイトにおいては、カメラマンが1台のビデオカメラで試合を撮影したかのような映像を確認できました。

ピクセロット スタンダードについて
イスラエル ピクセロット社が開発した自動スポーツプロダクションシステム。4台のカメラ映像を1つの映像としてスティッチング(合成)し、6Kのパノラマ映像を生成。試合状況に応じた最適な画角、アングルをAIが自動で計算し、選手やボールの動きに合わせて自動追従可能。従来カメラマンが行なってきたカメラワークを据付カメラだけで実現する次世代のスポーツ中継システム。自動スポーツプロダクションシステムには、今回ご利用いただいた「ピクセロット スタンダード」のほか、SDI出力を搭載した「ピクセロット コーチング(Pixellot Coaching)」があります。

製品に関するお問い合せ

株式会社朋栄 国内営業本部
TEL:03-3446-3121 FAX:03-3446-4451
E-mail: sales@for-a.co.jp