製品情報

マルチパーパスシグナルプロセッサFA-9600を発表

製品情報
マルチパーパスシグナルプロセッサFA-9600を発表

2017年4月18日
株式会社朋栄
東京都渋谷区恵比寿3-8-1

株式会社朋栄(代表取締役社長:清原克明、本社:東京都渋谷株式会社朋栄(代表取締役社長:清原克明、本社:東京都渋谷区恵比寿)は、回線、中継、報道、制作、編集、送出など映像制作のさまざまな現場に必要となる機能をオールインワンで提供可能な、マルチパーパスシグナルプロセッサFA-9600を7月から発売します。

本製品は、4月24日から米国ラスベガスにて開催される 2017 NAB Show(全米放送機器展)に出展されます。

型名
FA-9600
価格
75万円 (税抜き)〜
発売時期
2017年7月

主な特長

4K SQD/2SI, 12G-SDI/Quad Link 3G-SDIの相互変換に対応

FA-9600は、最新映像制作環境に必要な機能を搭載したマルチパーパスシグナルプロセッサです。2入力・4出力の3G/HD/SD-SDI 端子と1入力・1出力のHDMI端子を装備し、2系統のHD/SD FS(フレームシンクロナイズ) 処理が可能です。2系統の入力のうち1系統は、FA-96-4Kオプションを装着することにより12G-SDI入出力が利用可能になり、4K UHD/60p対応のフレームシンクロナイザとして動作させることができます。さらに、FA-96EX3G44-Rオプションの追加によりquad link 3G-SDIでの4K UHD入出力が可能になり、SQDと2SIのマッピング方式の相互変換にも対応します。両オプションを併用することにより、12G-SDIとquad link 3G-SDIの相互入出力変換を行うGearbox機能も実現できます。

FA-9600 は、強力なフレームシンクロナイザ機能に加え、3G-SDI Level-A/B の変換機能や音声・SDI 信号のエラー訂正機能、音声処理のリマップ・ゲイン調整などを標準で搭載しています。3G-SDI 端子だけでなくHDMI 入出力端子も搭載しているため、幅広い映像機器を接続することが可能です。

最新のカラープロセス機能によりHDR / 広色域に対応

フレームシンクロナイザとしての基本機能に加え、高色域・HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応した新開発のカラープロセス回路を搭載しています。広色域ITU-R BT.2020 と従来のITU-R BT.709 の色域相互変換と、PQ、HLG、S-Log 3、Canon Log 2など各種HDR/SDR カーブに対応したダイナミックレンジ変換をすることができます。Log カーブと色域のパラメータは、ユーザがPC から登録することが可能です。また、ITU-R BT.2100規格のOOTF(Opto-Optical Transfer Function)を考慮した変換も可能です。

4K UHDとHDの同時出力を実現

リアパネルのオプションスロットは、映像用スロットが1つ、音声用スロットが2つ用意され、ワークフローに合わせてオプションカードを組み合わせて搭載できます。オプションの高機能コンバータFA-96UDCと組み合わせることで、SD からHD/4Kまで対応するアップ/ダウン変換、インターレース/プログレッシブ変換、3G-SDIのLEVEL A/B変換、4K UHDにおける2SI/SQD変換の各種機能を追加することができます。SNMP監視にも対応しておりFA-9600の各機能はWeb ブラウザ上の専用GUI を使用して制御することが可能です。

2系統処理ができることを活かして、4K UHDの信号処理と同時に、ダウンコンバートしたHDの信号処理を同時に行えるサイマル出力が可能です。HDRとSDRのサイマル放送などの運用にも威力を発揮します。さらに、将来は、各種IPビデオフォーマットへの対応も予定しており、次世代制作環境への移行を強力にサポートしていきます。

本件に関するお問い合せ

株式会社朋栄 営業統括本部 国内営業本部
TEL:03-3446-3121
E-mail: sales@for-a.co.jp