お知らせ
Video over IP対応機器の開発方針について

2016年4月18日
株式会社朋栄
東京都渋谷区恵比寿3-8-1

 株式会社朋栄 (代表取締役社長:清原 克明、本社:東京都渋谷区恵比寿) は、2016年4月18日、次世代制作環境の構築に向け、各種Video over IP規格へ順次対応を進めていくことを発表しました。

 朋栄は、信号処理/信号変換、ビデオスイッチャ、アーカイブ、クロマキー処理、テロップ処理、マルチビューワ、アセット管理など、映像制作環境に必要な製品/ソリューション群を開発、提供しています。朋栄製品はベースバンドでの伝送/映像処理をベースに展開し、数多くのユーザにご活用いただいています。4K、8K制作の現場において、SDIケーブル複数本を束ねて伝送することはケーブル本数/重量やメンテナンス性の上でも実用的ではなく、12G-SDIでのベースバンド伝送への取り組みも加速させています。しかしながら、より長距離の映像伝送が求められる現場や、次世代映像に対応した施設内の信号処理、ケーブル重量を軽減したい中継車などでは、IP伝送機器に対するニーズもよりいっそう増してきています。

 朋栄は、新たな取り組みとして、次世代制作環境においてIPネットワークを活用したVideo over IP規格に対応していくことを発表します。ベースバンド機器と組み合わせながら、より柔軟で、よりローコストな次世代制作の環境構築/環境移行の実現に向けた開発を進めてまいります。

 Video over IP伝送規格については現在、ASPEN、AIMS、NMI、VSF、NDIなど複数のグループがそれぞれの規格を提唱しています。それぞれが現場の要望に応じた規格として策定を行っており、互換性はありません。そのため、朋栄はより良い次世代環境が構築できるよう、研究開発を継続しています。朋栄のVideo over IP対応機器に向けた取り組みとして、Evertz社が提唱し、ベースバンドからの移行に親和性が高く、映像をTS (Transport Stream) 化して伝送する規格ASPENに賛同し、2015年12月に同グループに加盟しました。さらに、2016 NAB SHOWにおいては、ソニー株式会社が提唱し、4K・8K高解像度、ハイフレームレート、HDRなど次世代映像フォーマットに非圧縮・圧縮の両方に対応可能で、損失パケットの回復やリファレンス信号同期などに対応する規格NMI (Network Media Interface) への賛同と、メンバーへの参画を表明しました。(別紙プレスリリース参照)

 上記規格に対応したVideo over IP対応機器は現時点で発表できる段階にはありません。来るべきVideo over IP時代に向けて取り組みを加速させ、次世代映像制作環境の構築に向けた製品開発を推進してまいります。ビデオスイッチャ、マルチビューワ、各種プロセッサ、グラフィックス装置などの主要製品群のVideo over IPへの対応を進め、2016年末から2017年にかけて新製品を提案していきます。各製品は、SMPTE2022-1/2 (圧縮IP伝送)、SMPTE2022-5/6 (非圧縮IP伝送) といったSMPTE国際標準規格に準拠させるとともに、ワークフロー構築に必要な規格を提唱する団体とも連携を深めていく予定です。さらに、Video over IPと親和性の高い映像圧縮コーデックの採用なども順次進めていきます。

 なお、本発表は、朋栄がベースバンド機器の開発を止めてしまうことを示唆するものではありません。これまでと同様に、次世代映像制作環境においてもベースバンド機器は重要なものと認識しており、新技術を採り入れながら今後も継続して開発を続けてまいります。

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