ビデオスイッチャー

HVS-490

希望小売価格:3,600,000円(税別)

ライブ制作に最適な4K対応スイッチャー

柔軟な拡張性を備えたビデオスイッチャーHVS-490は、オプションを追加することで4K入出力に対応します。 MELite™を活用することで2M/EのHVS-490で6M/E相当*1の性能を発揮します。FLEXaKEY™、2.5D DVEを組み合わせれば、最大12キーヤーでの合成を含む多彩な演出を実現可能で、ライブ制作に最適です。さらに、HVS-NIF*2を搭載することでNDI®にも対応。映像、音声のネットワークを介した送受信を可能にし、ベースバンドとIPを混在させたシステムを構築できます。
 

*1 HVS-49IO拡張カード搭載時、4Kモードでは1M/E+1MELiteになります。        
*2 将来対応予定。HVS-NIFは4K非対応。詳細はお問い合わせください。        
* NDI®はVizrt Groupの登録商標です。

NDI® 対応を可能にするHVS-NIF

HVS-NIFは、高画質/低遅延な映像の伝送を実現するNDI®や、低ビットレート伝送を可能とするNDI®|HXの入出力を可能にするI/F基板。NDI対応機器との、ネットワークを介した映像/音声の送受信を可能にし、ベースバンドとIPを混在させたシステムを構築可能。遠隔地からのリモート制御、PCへのNDI®出力による容易な映像配信等でライブ映像制作を強力支援。

HVS-NIFの主な仕様/特長


  • - High bandwidth NDI®*1/NDI®|HX 入出力に対応
    - 3G/HDフォーマット対応、HVS-NIF1枚につきIPで4入力2出力が可能
    - HVS-490に最大2枚*2搭載可能
    - 全入力にフレームシンクロナイザーを搭載
    - プロセスアンプ機能:入力映像の輝度、彩度、色相を調整可能
    - カメラリモート制御機能対応
    - 1GbEイーサネット端子を2つ搭載
    - ハードウェアでコーデック処理を行うため、信頼性の高いIPシステムを構築可能
    *1 将来対応予定 
    *2 HVS-NIFはSD、4Kフォーマットには対応しておりません。
 

NDI®およびIPストリームによるライブソリューション

各製品の詳細はそれぞれの製品ページをご覧ください。また、VRCAM-Liteについてはお問合せください。

*1 将来対応予定、High bandwidth NDI® のみ対応。NDI®|HX には対応していません。
*2 将来対応予定
NDI®はVizrt Groupの登録商標です。


  • 遠隔操作


    遠隔のイベント会場に設置したHVS-490*を、制御センター内に設置したコントロールパネルから制御可能。
    * イメージ図はHVS-490 / HVS-492OUの場合です。

  • PTZカメラ制御


    複数台のPTZカメラ制御が可能。パン/チルト/ズーム操作、タリー点灯制御、プリセットメモリの登録/呼出、マクロ登録によるバスボタンスイッチ操作との連動切替が可能。最大16台のカメラを接続可能。

  • SDI/NDI®混在システム構築をサポート


    SDIシステムへのNDI®出力対応機器/PCコンテンツの追加や、NDI®システムへの信頼性の高いベースバンド放送機器の追加が可能。

  • SDI/IPの相互変換、ルーティングが可能


    SDI機器にPTZカメラやPCコンテンツ等の出力を加えて、1台のスイッチャーから複数へ向けての自由な映像/ 音声送出、SDI/IPの相互変換、ルーティングを実現。SDI/IP素材および出力はどれも内蔵MVに同列に配置してIP経由で監視も可能。

  • LANケーブルによる多様な信号の双方向接続


    1本のLANケーブルのみで複数の映像、音声、制御、タリーを双方向に接続可能。

  • 多様な活用場面


    放送、ライブイベント、企業イベント等、業種を問わず様々な場面で活用可能。

 

活用例


SDI/NDI®の混在演出
現場/リモート両方の出演者の映像やPCコンテンツをスイッチャーへ入力可能。また、リモートの出演者へは、PGM以外に12系統の豊富なAUXバスを利用して任意の映像を戻すことも可能。

SDI/IPのサイマル送出
SDI送出と同時にIPストリームによる配信サイトへの接続も可能なため、両者を混在/連携させた運用も可能。

 

特長

MELite™

AUXトランジション機能をさらに進化させたのがMELiteです。AUXバスでAUXトランジションを実行させる前のプレビューが確認可能となり、AUX出力をPGM/PREVと同等にあつかうことができます。標準で2MELiteを装備しており、HVS-49IOオプションにより、4MELiteへ増設可能です。MELiteにFLEXaKEYをアサインすることで標準の2M/Eに加え、M/E相当の列をさらに2つ(最大4つ)利用することが可能となり、2M/Eスイッチャーでありながら4 ~ 6M/E相当の演出を実現できます。演出の幅を広げるとともに安全な映像切り替えを約束します。

  • AUXを使用して、プレビューを確認しながらトランジション(CUT、MIX、WIPE)の適用やキーイングが可能。
  • MELiteはM/E列の前段に配置可能なため、より高度な演出用の列として使用が可能。
  • 再撮向け映像として使用すれば、単なる映像切り替えに留まらない演出が可能。

FLEXaKEY™

柔軟なアサイン変更が特徴的なFLEXaKEYという名称のキーヤー(DSKに相当)を、M/Eバスに標準のキーヤーから独立させて4系統搭載しています。AUXバスに異なる4系統のキーイングを簡単に行うなど、標準的なビデオスイッチャーの枠を超えた演出を実現できます。

  • 4系統のFLEXaKEYは、M/E/AUXバスにフリーアサイン可能。各M/Eバスでは最大8キーヤー(4キーヤー + 4 FLEXaKEY)の合成が可能。
  • AUXバスでP-in-P表示をしたり、FLEXaKEYをMELiteにアサインすると、アップストリームキーとして使用することも可能。
  • FLEXaKEYを応用することにより、たった1台のHVS-490で、複数のモニターを並べたビデオウォール(マルチモニター)を実現可能。

DVE

トランジションはCUT、MIX、WIPEから選択可能です。100パターンものWIPEに加え、回転やポジション移動といった2.5D DVE WIPE*2を標準で16系統(4K 2SIモード時:標準4系統)実装しています。さらに、モザイクやデフォーカスといったエフェクト効果も搭載しています。

*2 4K SQDモード時は未対応です。

充実の入出力、NDI®入出力にも対応

ビデオ入力は標準で16系統、最大40系統(4Kモード時* 3は入力8〜10系統)、ビデオ出力は標準で9系統(HDMI x 1含む)最大で22系統(HDMI x 2含む)(4Kモード時*3は出力6〜7系統(HDMI x 2含む))に対応しています。拡張カードについて、詳しくは「オプション」をご覧ください。
*3 HVS-49IO拡張カード、HVS-49EXP4Kソフトウェアが必要です。

マルチビューワーを標準搭載

HVS-490は標準で3系統のマルチビューワー(SDフォーマット時:2系統)を搭載し、それぞれ最大16分割まで(4K SQDモード時:最大4分割)表示可能です。系統ごとに39種類の分割パターンから1つを選択し、異なるマルチ映像を表示できます。メインのオペレーターに加え、別のオペレーター向けにも最適なモニタリング環境を提供します。また、HDMI 2.0 LEVEL B出力では4Kサイズの映像を出力できます。HDMI 2.0 LEVEL B出力時は4つの映像を1画面で確認可能です。

AESデジタルオーディオ入出力に対応(オプション*4)

入出力各4系統(8チャネル)の平衡/不平衡のオーディオ入出力が可能です。入力映像、クリップ映像からのDEMUX、出力映像へのMUXが可能です。サンプリングレートコンバーター搭載により、入力オーディオをシステムに同期させることができます。
 *4 HVS-49AES拡張カードが必要です。

2SI/SQDの4Kモードに対応(オプション*5)

4Kカメラから4チャネルの3G/HD-SDIで出力される2SI(2-Sample Interleave)およびSQD(Square Division)の4K UHD映像を処理することが可能です。
  *5 HVS-49IO拡張カード、HSV-49EXP4Kソフトウェアが必要です。

4Kシステム構成例

1台のHVS-490で4Kシステムの構築が可能です。将来的な4K UHD環境へのアップグレードを視野にデザインされたHVS-490は、拡張カード(オプション)の増設により、最大4K UHD入力10系統/出力6系統、または入力8系統/出力7系統に対応します。さらに、AUXバスのユニークな活用により、1 ~ 1.5M/E相当の機能を持った4Kスイッチャーとして活用できます。

ライブイベント

ライブやイベントなど、仮設でシステムをセットアップしなければならない現場において、高機能なHVS-490は大きく活躍します。演出の仕込みにはイベントメモリーやマクロ機能が役立つでしょう。マルチモニターの演出にはMELiteを利用することで、複数台のビデオスイッチャーを用意することなく、機材を大きく削減することができます。PTZカメラを使用する現場では、HVS-NIFを搭載しNDI®対応することにより、スイッチャーからの操作が可能。より少ない人数での運用を可能にします。最も重要なことは簡単操作であること。操作ミスをなくし現場の演出に集中することができます。

中型中継車

HVS-490は中型中継車との相性が抜群です。性能に妥協がないため、放送用途にも十分に活用できます。また、フレームシンクロナイザーやマルチビューワーをはじめ、システム構築に便利な機能を凝縮しているため、機器の削減にもなります。さらに、複数のコントロールパネルを使ったマルチオペレーションにより、複数のスタッフで役割分担が可能なオペレーション環境を提供します。

チュートリアル動画

再生リスト
再生リストの一覧を見るには、動画上で  をクリックしてください。
1. ネットワーク設定
2. フォーマット設定
3. 入出力セットアップ
4. コントロールパネルセットアップ
5. トランジション
6. CG WIPE
7. Still/Clip
8. KEY/FLEXaKEY
9. DVE
10. イベントメモリー
11. シーケンス機能
12. マクロ

チュートリアル動画

  • 再生リスト
    再生リストの一覧を見るには、動画上で  をクリックしてください。
    1. ネットワーク設定
    2. フォーマット設定
    3. 入出力セットアップ
    4. コントロールパネルセットアップ

    5. トランジション
    6. CG WIPE